Tom Dixon
MASS

伝統的なデザインに現代風なアレンジを加える事で生まれる斬新さ。前衛的ともいえるものにもどこかクラシカルな雰囲気を感じるものが多く、刺激と共にどこか親しみを覚える感覚があります。

時代と共に変化する感性と伝統。その2つによって生まれる化学反応の様な物が新鮮味や刺激を生み出す事で評価を獲得し、人々の生活におのずと馴染んでいくのだと思います。

伝統、斬新、革新

1980年代はプロのミュージシャンとしてナイトクラブを経営し、クラブでパフォーマンスとして、ステージで金属を溶接し観客の前で椅子を製作していたことが評判となり、デザイナーとして評価されてきた、という変わった経歴の持ち主でもある" トム・ディクソン / Tom Dixon "。

そんな彼は2002年にイギリスで自身の名を冠したブランド" トム・ディクソン / Tom Dixon "を設立。既成概念に捉われない革新的なプロダクトを多く輩出し、現在では世界約90か国で展開される程、高い評価を得ております。

そんな同社から販売されている「 マス  / MASS 」コンソールテーブル。

曲線を持たない、全体が直線で構成されたアイテム。アンティークやビンテージアイテムで見られるコンソールテーブルを簡略化したような見た目に仕上げられており、モダンでありながらクラシカルな雰囲気が漂うデザインです。

そんなテーブル全体に貼り合わせられているのは真鍮の板。テーブル本体、真鍮の貼り合わせも職人の手によって一つ一つ丁寧に行われている非常に手の込んだプロダクト。

真鍮の経年変化による風合いがシンプルな本体にもたらすアクセント。くすみ、緑青、酸化、これらがアイテムに個性をもたらし、ビンテージ品の様な味わい深いルックスに仕上がります。

モダンデザインアイテムを主に生み出すTom Dixonの中でも非常に特殊な位置づけのMASS。モダンでありながらフォルムや経年変化によってクラシカルな雰囲気を持った斬新なプロダクト。

モダンデザインの空間のみならず、ビンテージ、インダストリアル、シャビーシックのお部屋にも非常に相性の良いアイテムです。

伝統的なデザインを踏襲し、現代の感性が加わる事で生まれる斬新さ。

アヴァンギャルドでありながらどこか馴染みのある佇まいは、既成概念に捉われないTom Dixonだからこそ生み出せたテーブルです。