Danish Vintage
Coffee Table
多くのプロダクトが生み出されたミッドセンチュリー期。
新素材の登場とそれらが叶えたデザインの自由度はタイムレスな名作に姿を変えました。
米国で生まれた名作が取り上げられがちなミッドセンチュリーモダンファニチャー。
しかしながら北欧デンマークからも多くの名作が生みだされているのです。
堅実な造りと丁寧な仕上、良質な材が根底にあるデンマークが新たな家具を手がけるとどうなるか。
無名の名作に宿る確固たる品格とデザイン美は他の名作に引けを取りません。
ミッドセンチュリーモダン、無名の名作
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最小限のパーツで構成されていながらも感じさせる強い個性。
今回ご紹介させて頂くのはデンマークビンテージのコーヒーテーブルです。
デンマークのテーブルと聞くと無駄の無いデザインの天板に繊細に広がる脚をイメージさせます。
しかしここには皆のイメージの中にあるデンマークデザインはありません。
その常識をも取っ払った斬新かつスタイリッシュな佇まい。
新しさと美しさと損なわない品が見るものを強く引き込みます。
天板は角を残したシンプルなデザイン。
程よい厚みが重厚感と軽やかさの間を縫います。
そしてこのテーブルの最大のデザインポイントである脚デザイン。
曲木技術によりユニークなラインに加工されたフレームが組み合わされており、シンプルながら他に無い魅力を放ちます。
この箇所が極限にまで削られたデザインにリズミカルな動きを与えます。
特徴的なフォルムを引き立てるのは艶美な魅力を放つローズウッド材。
深みと重厚感を感じさせる重要な素材です。
デンマークのビンテージと言えばチーク材が主材の印象ですが、ローズウッドもまた、デンマークビンテージを語る上では欠かせない家具材。
チーク材とローズウッド材で同デザインの家具を展開していたメーカーも少なくありません。
これによりこのテーブルの特徴的なデザインが確りと引き締められている印象です。
コンパクトな設計も非常に魅力的。
天板は70×45センチ角。
抱え込めそうなサイズ感が程よく、強い個性をアクセントとして閉じ込めます。
バランスの良さもデンマークビンテージ家具の特徴。
印象的な箇所同士が決して殺し合うことなく調和し、ひとつの素晴らしいテーブルとして完結しています。
空間への馴染みの良さは流石。
ミッドセンチュリー期の名作チェアやビンテージ家具等、スタイルを選ばず纏ってくれるはず。
誰もが知る名作への評価は勿論ですが、このテーブルが持つ力は評価されなければいけません。