Depadova
SEN 3
本日は、自然が描いた一点物の絵画の様な天板と、それを支える細い線の集合体が対比し、グラフィカルなモダン空間を演出する" デパドヴァ / DePadova "『 セン / SEN 3 スモールテーブル 』のご紹介♪
影の綴

1956年創業のイタリアを代表する家具メーカー・デパドヴァ社(DePadova)は、デパドヴァ夫妻によりショールームとしてオープン。アメリカや北欧を中心に輸入した家具やオブジェはイタリアではとても珍しく、同国の上流階級のライフスタイルを一変させてしまうほどに刺激的なデザインでした。
同夫妻は友人のマジストレッティやカスティリオーニと共に製品開発を進め、少しずつデパドヴァ独自の世界観を確立していきました。今日では有能な若手デザイナー達にも着目し、近未来を見据えた革新的なデザインを提案し続けています。


デザインを手掛けたのは、イタリア・ミラノを拠点に活躍している世界的プロダクトデザイナーの大城健作氏。「ミニマリズムの極致」とも評価されるイタリアの現代建築家ピエロ・リッソーニの事務所で長年勤務し、デザインの基礎を学びました。後の2015年に自身のスタジオKENSAKU OSHIROを設立。iFデザイン賞 金賞、Red Dot Design Award等、栄誉ある賞を受賞しています。
リッソーニが徹底していた非装飾の静かなミニマリズムを継承しつつ、日本人らしい感性を加える引き算の美学。大理石の重たい天板を極限まで細くした金属フレームが支え、視覚的な軽やかさが印象的です。
その名の通り、" 空間に線を引く "脚部の構造は、風を通し置かれた場所の空気を整えます。無機質な素材を組み合わせながらも、空間に対して主張し過ぎず、あくまで背景に徹する「スーパーノーマル(究極の普通)」。それは単なる家具ではなく、静寂と調和を生み出す小さな建築物としてそこに佇みます。


流行に左右されないタイムレスなデザインは、装飾を削ぎ落とし、機能と構造を限界まで突き詰める事で完成します。日本人デザイナーらしい書道の様な筆運びで描かれた繊細且つ緊張感のある筆跡は、直線的なスチールフレームは勿論、円形の大理石の有機的な表情を際立たせ、アンティークの様な味わいが感じられます。
視覚的なノイズを徹底的に排除する事で、素材そのものが持つ力を最大限に引き出した静かなる個性。脚先まで極めてシンプルに処理され、「線が床から立ち上がっている」様な自然な接点に。空間を切り取る「線」がインテリアにリズムと余白を生み出し、日中の自然光や夜間の照明により、床に繊細な影を落とします。


素材の純度が放つ緊張感と、そこから生まれる濃密な余白。脚先と床が接する僅かな一点にすべての美学が凝縮され、そこから静かに空気が波及していく。その線は置かれる場所の空気を整え、日常の中に一編の詩の様な静寂を閉じ込めます。

点と面が触れ合う刹那 満ちゆく余白
削がれた心が綴る ただそこにある日常































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