Dalescraft
EX Dining Table
困った時が~チャンスです~頭の良くなるチャンスです~。ピンチに陥るとこの歌が頭の中に流れます。少しでも発想を転換できれば新しい何かが生まれるきっかけになるというポジティブな歌です。
例えば昨今のナフサ不足は危機でもあるけれど、脱プラや無駄の削減にも繋がっていてそこから新たなエコのアイデアが広がっていく。
あまりの非常時にはなかなか難しいかもしれませんが、"ピンチはチャンス"というのはあながち間違っていないと思います。
古き良きチャンスを


G-Plan(ジープラン)やMcIntosh(マッキントッシュ)、NATHAN(ネイサン)といえば、英国ミッドセンチュリーを代表する家具ブランド。
とくにチークやローズウッドを主材にした北欧スタイルのデザインは当時から現代に至るまで多くのファンを魅了し続ける人気者ですが、北欧風を取り入れるようになった要因はじつはピンチにありました。

時は遡り、第二次世界大戦中後のイギリス。あらゆる物資が入手困難となり政府からあるお達しが出ます。オークやマホガニーといった高級木材の使用規制、そして華やかな装飾の禁止です。
この政策によりそれまでの伝統的な英国スタイルを作れなくなってしまった家具メーカーたちは質と価格を抑えたユーティリティファーニチャーを製造しなければならないという苦悩の中、一筋の光を見出します。それがシンプルで機能的なスカンジナビアンデザインでした。


これぞピンチをチャンスに変えた好例。でも先に羅列したブランドだけが発想の転換の成功者というわけではありません。名前こそマイナーではあるけれどほかにもたくさんの工房が同時期に、同じように勝ち組に名を連ねていきます。
1948年、イギリスのヨークシャーで創業したDalescraft(デイルズクラフト)もまたそのひとつ。ただ有名どころの影に隠れて日本ではあまり知られていないブランドです。


オーナーでもあったMalcolm David Walker(マルコム・デイビッド・ウォーカー)が手掛けた数々のミッドセンチュリーデザイン。もともと富裕層向けの高級家具を作っていた名残りもあり、できるかぎり無垢材を使うことで高いクオリティを保持したプロダクトを多く輩出しています。
その出来栄えの良さが評判を呼び、当時はジープランやマッキントッシュをも凌ぐ格上ブランドに位置づけられていた同社。質が良い=高級だったためにもともとの流通数が少ないのか残存数が少なく、現代においてはその存在すら希少とされています。

英国の家具デザイン界においても一目置かれるデイルズクラフト。このテーブルもまさか50~60年以上も前のものとは思えないほどにがたつきやぐらつきを感じさせない、しっかりとした作りをしています。
しかも格納式の追加天板を備えたエクステンション仕様。収縮も拡張もスムーズで、使い勝手も抜群です。
北欧デザインを取り入れながら独自のスタイルといえるまで発展したイギリスのミッドセンチュリー家具。ピンチがなければ生まれなかった古き良きチャンスをぜひモノにしてみてはいかがでしょうか。































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