D-Scan
Teak Wood Dining chair 2pcs
ハンス・J・ウェグナーやカイ・クリスチャンセンなど世界的にも著名なデザイナーを輩出したデンマーク。そしてこちらは、前者の二人にも引けを取らないヨハネス・アンダーセンの家具を商品化していた事で有名なD-Scan社のダイニングチェアとなります。
デンマークの伝統的なデザインを踏襲したエレガントなデザインと繊細な家具造りが伺えるダイニングチェアです。
デンマーク発の輸出メーカーによるお洒落なダイニングチェアセット
>>この商品の詳細を確認する
D-Scan社は珍しくデンマーク国内での販売はあまりせず、東アジアの中心でもあるシンガポールで家具を製造し、主に米国へ家具を輸出していた企業となります。
その意味では、シンガポールは海に囲まれており輸出家具のシッピングにも長けており、タイやミャンマーとも近くスムーズだったのかもしれません。
こちらのダイニングチェアは、日本でも人気のあるJ.L.モラーのチェアデザインに似ており、チーク材の質感も良く見た目にも美しいチェアとなります。
デザインは直線と曲線のバランスが良く、どなたでも掛け心地良くお座り頂けるデザイン。背に当たるフレームは角張っているようで、さりげなくテーパーしてあり非常に柔らかさを感じさせる仕上げ。
背板の角度は無理なく自然にくつろげるようにデザインされていますので、ダイニングで食事をする際にもごく自然に寄りかかれる角度。
フレームの外側に本来は見えるか窪みの中にあるビスを隠すために、全てのビス穴には木ダボを合わせてあります。この繊細さがD-Scanの魅力でもあります。
現在では、日本でも多くの企業が企画・デザインしたものをアジアで生産するのはごく普通の事のように感じますが、当時のデンマークでは早くからこういった生産システムを構築していた事に驚きます。
まだ、Eメールなどがなく、電話やFAXなどが拙い頃にどうやって意思伝達や製品管理を行っていたのか、とても知りたくなる企業です。
残念ながら、日本国内では知名度が低くいですが、造りもよく良質なチーク無垢材を使用しておりますので、大変良い椅子だと思います。今回はファブリックにダメージがありますが、張り替えもできそうな構造です。是非ご検討くださいませ。