TECTA

S44 Shelf

本日は、無駄のない建築的な美しさと耐久性を兼ね揃えた、マルセル・ブロイヤーの傑作 " テクタ TECTA "『 S44 シェルフ 』のご紹介♪

色褪せる事のない洗練された近代デザイン

20世紀初頭、芸術と技術を統合する活動によりモダニズム建築に大きな影響を与えたデザイン運動” バウハウス / BAUHAUS “。テクタ社は、その機能的且つ合理主義的な芸術思想を忠実に具現化すべく哲学的な経営を行うアクセル・ブロッホイザー氏により1972年に創設されました。

モダニズムの父として知られるジャン・プルーヴェらバウハウスを代表するデザイナーの名作をリバイバル、また粗悪な量産品ではなく機能性と哲学をベースにした良質なデザインを追求し、独創的な唯一無二のオリジナルプロダクトにより世界中から注目を集めています。

デザインを手掛けたのは鋼管家具デザインの草分けとして知られるバウハウス出身の建築家兼工業系デザイナー" マルセル・ブロイヤー Marcel Breuer "。それまでチェアデザインの主流だった4本脚という既成概念を崩し、当時の人々に衝撃を与えた彼の代表作「ワシリーチェア」が有名です。

バウハウスの創設者であるヴァルター・グロピウスの教え子である同氏は、家具は勿論、建築分野で活躍。彼が手掛けたパリのユネスコ本部では、初めてコンクリートを用いて曲線を表現し、「彼はコンクリートで“柔かさ”を表現した」と当時の建築家達により評価されています。

こちらは、ブロイヤー1932年の名作『 S44 シェルフ 』。バウハウスのオリジナルデザインに基づいてTECTAより復刻されました。

あまりに前衛的だったデザインされた世界初のスチールパイプ椅子、前述の「ワシリーチェア」。それと同様に、それまで大きく重厚だった本棚のイメージを覆したスチール製パイプ製のブックシェルフが当時の生活様式に多大な影響を与えた事は言うまでもありません。

従来の4本フレームの本棚とは異なり、2本のスチールパイプを支柱にした構造は、見た目の斬新さは勿論、棚板に浮遊感を演出し、余白となった周囲の空気感も合わせて、スッキリと洗練されたモダン空間を完成します。ベース部は前後に広がり安定感をプラス。エッジの効いた棚板の直線構造に対して、丸型の脚先がさり気なく目に留まります。

棚板は4cm間隔で高さ変更が可能。特別な工具は不要です。また天板サイドに設置頂けるブックエンドが付属しておりますので、本棚としても有効活用頂けます。

天板はブラック、ホワイト、オーク等のカラーバリエーションがございますが、今回は白壁やモルタル壁、色のある壁紙等に対して溶け込み、またはコントラストを美しく演出出来るホワイト色が入荷！コーディネートも比較的容易で、モノトーンやカラフルな雑貨の陳列等、思い思いのディスプレイとお楽しみ頂けます。

ホームユースは勿論、店舗什器としてもワンランク上の都会的な空間演出を可能にしてくれるマルセル・ブロイヤーのバウハウスデザイン。名バイプレイヤー的存在として活躍してくれます。