テクタ TECTA M21 ダイニングテーブル チェリー材 ~ バウハウスの機能美を日常に ~

UPDATE: STAFF:桃太
テクタ TECTA M21 ダイニングテーブル チェリー材 ~ バウハウスの機能美を日常に ~

テクタ TECTA M21 ダイニングテーブル チェリー材 ~ バウハウスの機能美を日常に ~

UPDATE: STAFF:桃太

TECTA
M21 Dining table

一家の食卓やオフィスでのミーティング。言葉が出てこないのは話題のせいだけじゃなく、向き合う角度が固いのかも知れません。

本日ご紹介するM21は視線をそっと外し、会話に余白を作ってくれる一台です。

バウハウスの機能美を日常に

バウハウスの思想を現代に受け継ぐ稀有なメーカー、TECTA(テクタ)。
1972年の創業以来、同社は「形は機能に従う」という原則を、時代に合わせてしなやかに更新してきました。そんなTECTAの哲学をもっともわかりやすく体感できる一台が、30年以上にわたり愛され続けるロングセラー〈M21〉ダイニングテーブルです。

M21の出発点は、ジャン・プルーヴェが残した天板スケッチ。
そこにTECTAの創業者『アクセル・ブロホイザー』。
ドイツの彫刻家でアーティスト出身の家具デザイナー『ステファン・ヴェヴェルカ』。
英国の建築家 『ピーター・スミッソン』らがアイデアを重ね、プロトタイプを何度も検証して現在のフォルムに至りました。
複数のデザイナーの対話から生まれたテーブルは、単なる“美しい家具”を超え、「人と人の距離」を設計するプロダクトへと昇華しています。

最大の特徴は、扇形に開いた独創的な天板。
四角いテーブルでは正対してしまいがちな視線を、ほんの少しずらして受け止めます。この“わずかなズレ”が心理的な緊張をやわらげ、会話を自然にほどくのです。

人数や座る方向を限定しないため、家族の食事はもちろん、来客時のカジュアルな集まりや、オフィスのブレインストーミングにも理想的。誰かが端に座っても孤立せず、全員が同じ輪にいる感覚を保てます。

ベースの構造にも、TECTAらしい機能美が息づきます。
側面の丸い開口部は視覚的な“抜け”を生み、重くなりがちな箱脚を軽やかに。
さらに天板下にはガラス製の棚板を備え、カトラリーや読みかけの本、タブレットなどをさっと置けます。
テーブルの上には必要なものだけが残り、いつでも美しい状態で迎えられる・・・そんな日常の快適さを支える工夫です。

素材は、上品で柔らかな色合いが魅力のチェリー材。
光を受けるたび杢目が穏やかに表情を変え、空間に温度を添えます。経年とともに色味が深まり、暮らしの時間を刻むように味わいを増していくのもチェリーならでは。
北欧ナチュラル、モダン、インダストリアル、いずれのスタイルにも無理なく溶け込み、主張しすぎずに存在感を放ちます。

使い方のコツは、天板形状を“対話のガイド”として捉えること。
広い辺側に2~3脚、短い辺に1~2脚を合わせると、視線の流れが自然に中心へ収束し、会話が弾みます。ミーティングであれば、進行役を広い辺の中央に配置すると良いでしょう。テーブル中央に低めの花器やボウルを置けば、視線のアンカーとなり、扇形の伸びやかさがさらに引き立ちます。

M21は“名作だから選ばれる”のではなく、“使うほど理由がわかる”テーブルです。
家族の距離感がほどよく保たれ、仕事の打ち合わせではアイデアが生まれやすい。日々の営みの質を確実に一段引き上げてくれるからこそ、ロングセラーとして支持され続けているのでしょう。

ダイニングの中心、オフィスのミーティングスペース、カフェのコミュニケーションテーブル・・・どの場面でも、M21は場の空気をやわらかく整え、集う人たちの関係を前向きにしてくれます。

ユニークで、機能的で、時間とともに愛着が深まる。

TECTAの哲学が凝縮された名作を、次の「日常の基点」として迎えてみてはいかがでしょうか?


テクタ TECTA M21 ダイニングテーブル チェリー材 ~ バウハウスの機能美を日常に ~

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