DANESE
maiorca pen stand & clip tray set
初めて「ブルーノ・ムナーリ」を知ったのは学生の頃。
雑誌、芸術新潮の特集でした。
のびのびとした発想が面白くてかじりついて特集記事を読んだことを覚えています。
童心に帰る
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2つのブラックキューブに、一つは9つの穴、もう一つにはカーブのへこみがあるだけ。
なのですがなんだろう、無機質なのにどことなく愛嬌がある感じ。。
これがブルーノ・ムナーリの魅力ではないでしょうか。
イタリア出身のアーティスト、ブルーノ・ムナーリ。
絵本・グラフィックデザイン・プロダクトデザイン・彫刻などなどなど…多岐にわたり活躍しました。
10代の終わり頃から当時のイタリア前衛芸術「未来派」に参加し、《役に立たない機械》を発表、代表作となりました。
未来派は、伝統的な美を否定、工業化社会を賛美し、それを新たな美として芸術に取り入れようとしました。
この志向はブルーノ・ムナーリに大きな影響を与えました。
その後、広告やアートで世界に名を知られるクリエイターになったムナーリと、ダネーゼ創業者のダネーゼ夫妻が出会います。
「人間は生まれてからいつもモノと関わり合いながら生きている。だからこそ、モノは私たち人間にとってもっとも身近な存在であり、非常に重要な意味をもっている」
こちらタネーゼ氏の言葉。この言葉に共鳴し、数々のプロダクトを共に生み出しました。
ムナーリは日本では主に絵本作家として知られているでしょうか?
もともとは自分の息子のために作り始めたのがきっかけでした。
そこから作品としての絵本や玩具をいくつも発表し、さらに子供向けの造形ワークショップを考えたりと教育業界でも活躍しました。
子供心を忘れない、子供達に寄り添うアイデアは、たくさんの子供達だけでなく大人にも大きな影響を与えたと思います。
無機質なものにも命を吹き込む、わくわくする発想が、ムナーリの作品の随所に現れていると思います。
シンプルでかっこいい、でもそれだけじゃない。
何か違う面白い使い方を考えたくなってしまう、子供の頃の自由な発想を引き出してくれそうな一品です♪