Tatra Nabytok
Side Table
長い歴史を持ち、様々な情勢を経て現在でも中世の街並みや歴史的建造物が多く残るヨーロッパの街、チェコとスロバキア。
現在では別々の国になっていますが、かつてはチェコスロバキアという1つの社会主義国家でした。家具においても有名な国で、歴史があり世界的な知名度を持つTON社も現在のチェコで誕生しました。ヨーロッパの国でありながらイギリスやイタリア等の様な装飾は殆ど行わず、かといって北欧ともまた違った魅力のあるアイテムが数多く作られてきました。(余談ですが、チェコ軍の服は可愛くて好きで持ってます。)
国営工場の家具

そんなチェコスロバキア(現スロバキア)のプラヴェネツを拠点とし、1889年に創業した家具メーカー" タトラナバイトク / TatraNabytok "。
1950~70年代のミッドセンチュリー期に高い人気を博し、チェコを20世紀を代表する家具デザイナー" フランティシェク・イラック / Frantisek Jirak "などと手を組むことで数多くの革新的なプロダクトを生み出してきました。

そんな同社から製造されていたサイドテーブル。シンプルでありながら、ほのかな曲線と直線が織りなすメリハリの効いたシルエットが優しさとシャープさを演出しています。
本体には世界三大銘木でもあるウォールナット材を使用。落ち着いた色合いと詰まった美しい杢目を持ち、上品な雰囲気を醸し出しています。


天板にはそんなウォールナット材を職人の手によって中心から左右対称に丁寧に貼り合わせられています。この商品は社会主義時代に作られたものの為、国営の工場で所謂公務員によって製造されました。
社会主義の良く無かった点として競争しなくなる為、良い物が生まれなくという側面がありますが、そういう面を感じさせない技術の高さが伺えるのは流石は家具作りの歴史が深い国だと感じさせられます。


直線的かつハの字のテーパードレッグは光の当たり方によって見せる立体感が異なり、天板と下段のラックもスクエア形状でありながら、緩やかな曲線を設ける事で見る角度によって様々な表情を見せてくれます。
取り入れやすいサイズ感はソファやラウンジチェアのお供としては勿論、花瓶を並べて置いたりするディスプレイ用などとしてもオススメ。ミッドセンチュリーやUSビンテージ、北欧などの空間と非常に相性が良いです。

国営工場で生み出されたアイテムでありながら、業務的ではないデザイン性の高さと技術が伺える逸品。
チェコスロバキアという国の家具に対する潜在的な美意識が感じ取れるサイドテーブルです。































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