Soborg Mobler
model.134
この取手。
これを見て、興奮したのはつい先日のこと。
モーエンセンのデザインというだけでも嬉しいのに、しかもソボーモブラーのものであることがすぐにわかる大きな特徴です。
モーエンセンのチェスト、いつ見てもかっこいい。
特徴がある家具っていいですよね。
>>この商品の詳細を確認する
ボーエ・モーエンセン。
彼はデンマークのインテリアシーンに多大な影響を与えた巨匠の一人です。
ちなみにこれまた北欧の巨匠、ウェグナーとは同い年で親友。
協力して商品づくりに取り組むこともあれば、時には競い合うなど公私ともに親交が深かったことでも知られています。

FDBモブラー(デンマーク生活協同組合連合会 家具部門)の初代企画デザイン担当責任者を務め上げたのち、モーエンセンが次なるパートナーとして選んだのがソボーモブラーでした。
モーエンセン以外にもクリスチャン・ヴィット、ピーター・ヴィッツ & オルラ・ムルガード・ニールセンを始めとした多くのデザイナーの家具を手掛けたデンマークの名工です。
製造から何十年と経過した現在に、数多くの家具をビンテージとして残している事実こそが、その仕事の丁寧さと職人の家具への想いを物語っています。

このチェストはmodel.134。
チェスト以外にもキャビネットやライティングビューローなどが展開されている収納シリーズの一つです。
前述の通り、取手が特徴のこのチェスト。
同シリーズはみんなこの取手なんです。
三角に突起したかたち。
チェスト外形の直線的なフォルムに同調しながら、立体感をつけることでアクセントとなっています。

4段の抽斗は開閉もスムーズ。
一番下段のみ、やや硬さを感じますがビンテージ品としては合格です。

取手に触れてばかりでしたが、実は脚部も特徴的。
チーク材の持つ温かい雰囲気にナチュラルで優しい色味のビーチ材を合わせたことで、見た目も単調になることなく柔らかなコントラストをお楽しみいただけます。

デンマークが誇る巨匠の名作チェスト。
自信をもっておすすめ出来る一品です。
