SENTOU
2 Posisions Lounge Chair
古くから家具作りが盛んに行われ、フレンチアンティークなどその技術力と歴史の深さを感じさせるフランスの家具たち。
現在もアンティークスタイルを今に伝えるサラグレースや、独自のセンスでコンテンポラリなデザインが特徴のリーンロゼなど、幅広い家具メーカーが軒を連ねています。
そんなフランスで戦後間もないころ、刑務所の受刑者の更生を目的とした家具工房が生まれました。
2面性を持ったチェア

1947年にフランス南西部の刑務所の受刑者の更生のため、ライ麦の藁を使ったチェアの工房を開いた"ロバート・セントウ Robert Sentou"。
その後、デザイナーや建築家のために家具を作るようになり、70年代には家具メーカー"セントウ SENTOU"として自らがデザインした家具のほか、アルネ・ヤコブセンや柳宗理、イサム・ノグチなど様々なデザイナーとのコラボレーションにも力を入れていました。

こちらはそんな同社の2ポジションモジュラーチェア。
直線的なフレームに曲木で作られたフレームの背座を組み合わせたシンプルなデザインで、木の風合いをしっかりと感じさせながらもすっきりと軽やかでモダンなスタイルに仕上げられています。
また、ベルトを網目状に張った一体型の背座は柔軟かつ通気性にも優れ、長時間の着座でも快適に過ごせるようになっているのも嬉しいポイントです。

デザインを手掛けたのは同時期に先進的なデザインで活躍した"ハーマン・ルース Herman Loos"。
オーストリアで1921年に生まれた同氏は、その直線的なフォルムと構造を活かしたデザインで高い人気を誇りました。


こちらも同氏のデザインらしく、シンプルな構造を活かしたチェア。
しかし、大きな特徴としてフレームの構造とシートの横に付いたピンによって、アームチェアとしてゆったりと座るローポジションと、ダイニングチェアのように座ることが可能なハイポジションの2形態を簡単に切り替えることができるようになっています。
そして何より驚くべきは、この先進的なデザインがなんと1958年に生み出されていた、ということです。

90年代ごろに一度生産が中断された後、2018年に復刻生産されていた2ポジションモジュラーチェアですが、今回入荷したのは復刻以前に前所有者様が購入した一脚。
デザインや掛け心地もさることながら、フレームに用いられたオーク材の経年変化も味わい深く、美しい造形で所有する喜びもひとしおの一脚です。

ミニマルな造形と木の風合いに加え、独自の機能性が光るセントウの"2ポジションモジュラーチェア"。
アームチェアが欲しいけど、ダイニングチェアもあるしスペース的にもちょっと...と言われる方には特にぴったりの逸品です。
大胆な機能性と北欧スタイルを感じさせる洗練されたデザインで、モダンなインテリア空間を演出してくれる一脚をぜひこの機会にお求めください。











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