Steel Line
Marcel L Breuer design Cesca Chair with Arms
モダンデザイン界の巨匠 "マルセル・ブロイヤー Marcel L Breuer" によって1928年にデザインされ、およそ1世紀もの時を経ようという現在に至ってもその魅力を変わらずに放ち続ける名作「チェスカ Cesca チェア。」
本日はそんな名作を、イタリアの高級リプロダクトファニチャーブランド"スティールライン Steel Line"が手掛けた一脚をご紹介致します。
一流のデザインで彩る。
ミッドセンチュリーモダンの第一人者としてその名を知られている "マルセル・ブロイヤー Marcel L Breuer"。
氏は、現代のモダンデザインの基盤を創り上げたとされるドイツの芸術学校 "バウハウス Bauhaus"の一期生として学び、その哲学と革新性を世界に広めた人物としてあまりにも有名です。
1928年にデザインされたという事は、日本はまだ明治から昭和に変わって数年といったところでしょうか。
そう思うと、ただ一見するだけでもこのチェアがいかに時代を超越したデザインであるかが伝わってくるようです。
チェスカチェアの大きな特徴は、通常一般的なチェアが持つ4本の脚を取り払い、建築や橋の設計に採用されていた "カンチレバー方式" を家具に採用するという、独自のデザイン。
一本のスチールパイプを大胆に造形した無駄の無い洗練された構造、全体に一貫性を持たせ見た目にも美しいデザインである事は勿論、カンチレバーが生み出す"しなり"による快適な座り心地が世界的に高い評価を博しました。
更に特筆すべきは、椅子の各部に采配された素材それぞれが "チェアとして最適な機能を発揮している" という点。
強度が高く人の身体の重さにもしっかりと対応する"スチールパイプ"。
人の身体によく馴染み、心にも安らぎを与える "木材"。
そして、絶妙なハリとクッション感を持ち、通気性にも優れる "ラタン張り"。
人が座った際に、それぞれの特性がそのまま機能する事で生み出される座り心地はまさに"機能美"そのものと言えるでしょう。
今日に存在しているチェアデザインに根源的な影響を与えた一脚であり、"最も有名な金属製チェア" と言われるチェスカチェア。
こちらの一脚を製造した"スティールライン Steel Line"は イタリアの中でも優れた設備と卓越したクラフトマンシップを有するブランドとして知られ、一般的なリプロダクト家具とは一線を画すクオリティで拘りのデザイン家具を生産している事で有名です。
チェスカチェア特有の佇まいや座り心地に至るまで、しっかりと再現された本格的な一脚。
更にこちらはimptionにて木製フレームを再塗装、座面もメンテナンスフリーな人工ラタンへの張替えを行っており、気兼ねなく普段使いされたい方にもぴったりの仕様となっております。
是非この機会に、お使いの空間を一流のデザインで彩っては如何でしょうか。