STANDARD TRADE
CHR-02E Dining Chair
1998年に渡邊謙一郎氏により、特注の家具製作所として設立された「スタンダードトレード STANDARD TRADE」。
「良質な家具を一般住宅に」をコンセプトに、古き良きアメリカンスタイルをベースとした、スタンダードで空間に溶け込みやすいプロダクトが人気なインテリアブランドです。
またフランク・ロイド・ライト設計の自由学園明日館の家具を始めとする、歴史的価値のある家具の修復や復元等、伝統技術を用いた家具の保存にも力を入れています。
ビンテージの風合いを現代に
本日ご紹介させて頂くのは同社の”テーブルチェア CHR-02E”。
落ち着いたブラウン色の塗装を施しながらも、オーク材のはっきりとした杢目を見せることで色の濃淡が生まれ、ビンテージ品のような風合いを感じさせます。
背もたれと幕板は厚めに設計されておりオーク材の杢目を強調。一方、脚部は脚先に掛けて、背柱は背もたれと脚先に掛けてテーパーを施すことで、うまく厚みのバランスが取れています。
また、厚みのある背もたれも座面との間には大きく空間を設けることで、すっきりとした印象に纏まっています。
雰囲気がありながらもメリハリの取れたフォルムが端正な印象なので、ビンテージ品から使い勝手のよいシンプルな家具まで、幅広いテイストに合わせやすそうです。
座面は沈み込みすぎない固めのファブリック。身体のラインに沿ってフィットする曲線構造の背もたれと相まって、安定した座り心地を提供してくれます。
また、張替えが施されているので気持ちよくご使用いただけます。
いかがだったでしょうか?
重厚感のある素材と塗装を用いながらも、スタンダードな印象にまとまっているのは、歴史ある家具の保存や修理を通し、過去から現在に至るまでの家具のデザインを熟知しているスタンダードトレードだからこそ出来ることなのでしょう。