STANDARD TRADE
DESK
要求を叶えるが為に雑多になった多くのデザイン。
本来の目的や意味は削がれ、ただ形だけが残ってしまったプロダクトデザインも少なくありません。
多くのデザインが蔓延する中でそれでも変わらないスタンダードは今だからこそ魅力的に映るのかもしれません。
今回ご紹介させて頂くのはケレン味のないスタンダードな家具づくりが生んだ名品です。
記憶に残るデスク
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良質な素材と高い技術が叶えるシンプルかつ機能的な家具。
ナラ無垢材の素材感や作りの良さを引き立てるスタンダードなデザインは使う人に訴えかけ幅広いシーンに評価されています。
本日ご紹介させて頂くのはそんなスタンダードトレードが手掛けたデスク。
拘りぬいた素材とそれらを引き立てる技術と仕上げ、現代の家具に見られない情熱を十分に含んだまさにスタンダードな逸品です。
こちらのデスクはセミオーダー仕様。
同社が展開しているデスクWDK-01BとDSK-01Dの特徴を組みあわせたものと思われます。
最大の特徴は左右で異なる奥行を持った天板の形状。
充分なスペースを持たせながらもエッジの効いたデザインを実現しています。
天板の下には幕板と一体化したような美しい表情のドロワーが備わります。
シンプルで使いやすく、高さは低めなものの容量は大きめ。
メタルのハンドルも程良いアクセントとなっています。
そして、脚元にもドロワーが1杯。
収納上の天板は簡易的なシェルフとしてお使い頂け、オブジェや書籍をディスプレイ頂く事で更にインテリア性を増した姿を楽しませてくれるでしょう。
この辺りの独創性とぬかりのなさはスタンダードトレードが人気を集めている所以なのでしょうね。
あとはやはり素材と作りの良さに目が奪われます。
オーク材特有の虎斑は野性味に溢れており、丁寧な仕上げは独特の艶を生み出します。
個人的には抜けの作り方のバランスが非常に好みです。
確固たるスタンダードの宿った表情。
目に見えない高い技術を求めるシーンが減った今でも触れることで判る圧倒的な力強さ。
最小限のスペースで最大の活躍を目指した記憶に残るデスクのご紹介でした。