Japan Vintage
古い木味のデスク
心落ち着く日本の古い木製家具。どこか昭和や小学校時代を思い出させる懐かしさは、心の中で安心感を齎してくれます。
経年による風合い、使い込んで生まれたやれた佇まい。今回は、そんな使い古されて魅力の増した日本の片袖机をご紹介したいと思います。
日本の古家具。
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装飾を排し生活の為に使うことを前提に作られた家具。長く使われることを念頭に作られた家具は丈夫故に味わいを増します。
こちらの机も直線的で非常にシンプル、そして堅牢。長い年月を感じさせる素材のやれ感はまさに経年美と言えます。
今日まで襷が繋がれてきた古い机。それは、長年使用しても壊れないように考慮された小さな拘りがあるからこそ。
幕板内部の角には補強材が打ち込まれ、抽斗収納と脚部の間は1枚の補強板で繋がれております。
そして、この一切無駄のない作りは強度を上げるのは勿論ですが、使用者の生活に負荷をかけない利便性も持ち合わせています。
天板には釘穴跡や使用による傷が無数に。脚部には後年つけられたと思われるフックやネジが打ちつけられています。
これは、永い間放置されていたのではなく、実用的に使われてきたからこその証。
ダメージや経年により充分に惹きだされた木の表情が美しく、これまでの歩みを見せてくれる様な物語性を感じます。
チェスト型の4つの抽斗と2つ分のサイズの1杯の抽斗。用途や収納する大きさによってお好みの使い方が可能。
加えて、クリーニングのしやすいメラミントップとたっぷりとした奥行75cm。多少ラフな使い方も出来るので、デスクとしては勿論ですが、作業台としての能力の高さも伺わせます。
アトリエや図工室のテーブルにありそう。
あとは古着屋や雑貨屋なんかにもおすすめ。やれた表情と幅広さはアクセサリー類を魅力的に映し。ディスプレイテーブルとして店舗什器でも活躍するでしょう。
懐かしさを感じさせる日本の古い机。今日まで存在しているのは、無駄のない作りが実用性と丈夫さを共存させているから。
ユニークなデザインや効率性を求めたアイテムがもてはやされる昨今。そんな時代だからこそ、古き良き心を大切にしてきたいですね。