The Maekawa house
Japan Vintage floor lamp
本日は、日本のモダニズム建築の巨匠、前川國男の自邸でも使用されていた名品『 ジャパンビンテージ Japan Vintage フロアランプ 』のご紹介♪
趣ある日本のモダニズム
ル・コルビュジエに師事し、戦後のモダニズムの旗手として日本建築界を牽引し、 東京文化会館や東京海上火災ビルを手掛けた事でも知られる日本を代表する建築家・前川國男。同氏が編み出した「打ち込みタイル」という工法は、埼玉会館から始まり、東京都美術館の全面にも使用されています。
同氏の自邸は1942年に品川区内に建てられ、1973年まで使用されていましたが、その後解体、部材のまま保管され、東京都に寄贈され、1997年江戸東京たてもの園内にて復元されました。現在は東京都指定有形文化財(建造物)に指定されています。
自然と溶け込むため目立ち過ぎない様にカラーリングされた邸宅。瓦屋根による純和風の外観はシックな雰囲気を醸し出しています。対して、また内部は日本家屋の温かみある木材のカラーバランス、白壁と格子のコントラストを効かせ、一部に海外のアパルトマンのような構成を加える等、来訪者を飽きさせない豊かな表情に目を奪われます。
こちらは自邸で使用されていたフロアライトと同型のビンテージアイテムとなります。製造は日昭電気、デザインを池田健次郎氏が手がけました。
ブラック塗装が施されたスチール製のシェードと支柱。対してそれらを繋げるウッドフレームには世界三大銘木のひとつチーク材を使用し、赤みを帯びたブラウン色と滑らかな曲線のシルエットが、無機質な金属素材との質感の対比を演出しています。実用一辺倒ではない造形の美しさを感じさせます。
チーク材のアームには囲炉裏の自在鉤の機構が組み込まれており、シェードの自重と摩擦により固定されております。アーム部を持ち上げ、角度を変える事により無段階で高さの調整が出来ます。
異素材の組み合わせ、洗練されたフォルム、見た目の美しさは勿論、見えない箇所に日本伝統の機構を取り入れた名作照明。海外のデザイナーズ照明とも引けを取らない日本の優れたデザインです。