Japan Vintage Kids Chair

入荷しました。こちらが紹介せずにはいられない、世にも珍しい珍チェアでございます。最後までお付き合い頂けますと幸いです。

薬　目　学　大

>>この商品の詳細を確認する 「薬目学大」…？いやいや、右から読んで「大学目薬」ですね。裏表にしっかりと刻まれています。 大学目薬は1899年、大阪の田口参天堂より発売され、点眼薬が日本に広まるきっかけとなった製品。 でもなんでそんな製品の名前がチェアの背もたれに……。 その独特なネーミングは、東京帝国大学にて研究された様々な成分が配合されていた事からだとか。 右からの読みなので、40年代以前のものである事が分かります。古い製品のネーミングって面白いですよね。 このチェア自体にしたって面白いのです。この綺麗な曲木、どこかで見た事ありませんか？ 実はこちら、秋田木工のハイスツールの脚がカットされ、キッズサイズになったものと思われる1点。40年代以前に国内でここまでお見事な曲木技術を持った会社が秋田木工以外にあるとは考えにくいので、秋田木工のもので間違いないのではないでしょうか。 今回はイグサの座面クッション付きで入荷致しました。といっても座面はボロボロ、脚はぐらぐらでチェアとしての強度は保っておりません。花台やディスプレイとしてお楽しみください。 この座面でもクッションを敷いてギリギリまで使われていたのでしょうか。こうなるまで使われたのなら、家具としては本望ですよね。 大学目薬の会社で使われていたものなのか、はたまた大学目薬のファンが名前を刻んだものなのか。 謎は多いですが、非常に面白い日本のビンテージアイテムです。 今回はニッチな商品紹介となりましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございます。 秋田木工ファンの方にも、大学目薬ファンの方にも、変わったアイテムがお好きな方にもオススメな珍品の紹介でございました。是非ご検討くださいませ！