Japan vintage
Teak shelf
新年明けましておめでとうございます。
自由が丘店のどいれんです。
本年も商品が持つ多くの魅力をお伝えできるよう日々精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、2020年自由が丘店のブログ一本目。
本日ご紹介させて頂くのはジャパンビンテージの逸品。
名もなき名品のご紹介です。
有名は無名に勝てない
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今回入荷したのはジャパンビンテージのオープンシェルフ。
60~70年代に作られたものと推測されるこちらのシェルフは当時の雰囲気をデザインと経年に含んだ特別な逸品。
赤と緑という色相環のほぼ反対側にある色同士を用いながらも失わない上品さは他に類を見ません。
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大量消費に伴う大量生産が当たり前になると同時にプロダクトデザイン界が大きく揺らいだ時代。
大量生産を叶えるためには生産にかかる時間やコストを削ぎ落とす事が念頭に置かれます。
それでも負けじと戦った職人やデザイナーたちは当時流行していたスタイルや異文化を取り入れ、新しい家具、新しいスタイルを作り上げました。
このシェルフにもそんな背景があった為か、新しさと懐かしさの両方を感じさせてくれます。
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柳宗悦氏と民藝運動を共にした陶芸家・河井寛次郎の言葉 「有名は無名に勝てない」。
その言葉に説得力を与えるようにこのシェルフも無名の名作。
普及したインターネットの海の中、どれだけ探しても同じ物は見当たりません。
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柳氏に触れさせていただいたのは独特のカラーリング故。
深いグリーンとレッド、チークの深い杢目の組み合わせは柳宗悦氏のご子息であり、日本を代表するインダストリアルデザイナー、柳宗理を彷彿させます。
また無名である点も、生涯、作品に作家性を求めない「アノニマスデザイン」を追求した柳氏を思わせる点でもあります。
「名もなき職人によって作られたものは、今日のこれ見よがしのデザインに比べて、忠実に素直に造られているため、健康な平穏な美しさがある」と遺した通り、このシェルフにも、本来の“生活の為のデザインの美しさ”を感じることが出来ます。
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キューブに円形の穴が開けられたシンプルな造形ながらも個性と独特のセンスを感じさせる逸品。
生活に馴染んでくれそうな雰囲気そのまま、暮らしの為の家具として活躍してくれそうです。
お気に入りのコレクションを飾っていただいたり、サイドテーブルとして使ったり、アイデア次第で様々なシーンに柔軟に対応してくれます。
重ねたり並べたり、個別で配置したりと自由度が高いのもポイントです。
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作家モノやデザイナーズ家具の魅力は色褪せないもの。
その魅力を知ったうえでもう一度見て頂きたいのがまさにアノニマスデザインによる生活のための家具。
インディーズとメジャーの差というと分かりづらいですが、インディーズはメジャーをひっくり返す程の人らしいエネルギーに満ちているのもまた事実。
何時何処で誰が手掛けたかも分からない作品が誰かに強い影響を与えてもおかしくありません。
そうして生まれた名プロダクトは山ほどあるからです。
ひっそりと輝く無名の名作のご紹介。
自由が丘店にて展示しておりますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さいませ。