Jentique
Nest Table
ネイサンやアーコール、ジープランなど、今もなお高い人気を誇るUKビンテージの家具たち。
そんな名だたる家具メーカーと並んで高い人気を呼んだ家具ブランド「ジェンティーク Jentique」、英国内で北欧家具の人気が高まった60年代前後に北欧スタイルの家具を手掛けていました。
本日はそんなジェンティークのネストテーブルが入荷いたしましたのでご紹介いたします。
一味違うUKビンテージ

1930年代にイギリス、ノーフォーク州で設立したジェンティーク。
元玩具職人の「ジェフリー・ジェンキンス Geoffrey Jenkins」によって設立された異色の家具メーカーとしても知られる同社は戦前、華やかなアール・デコ調の彫刻をあしらった家具を手掛けていました。

しかし戦後のイギリスでは家具不足の為に輸入した北欧家具の洗練されたデザインが注目され始め、英国内のブランドもチーク材を用いた北欧デザインの家具を製造するように。
50年代後半ごろからジェンティークでもこうした家具の製造、販売が始まり、サイドボードやテーブルなどのダイニング向けの家具で高い人気を博しました。

経年変化によって深みを増した木肌が美しい2連のネストテーブル。
中央に向かって滑らかに広くなった天板や、上下で対称的なシルエットを描くレッグなど、シンプルな造形に確かな機能性と木魅力を感じさせてくれる北欧デザインを踏襲したスタイルの一台です。

大小異なるテーブルが入れ子構造によって収納される姿からネスト=巣に例えられたネストテーブルは、多くの場合同じシルエットが連続するようなスタイルが取られます。
しかし今回入荷したジェンティークの一台は小さなテーブルを横並びにして収納できるようになっている仕様の一台。
センターテーブルとしてソファの手前に置きながら、さらに手前にコンパクトなコーヒテーブルを引き出すなど柔軟な一台に仕上げられています。

無駄をそぎ落としたデザインながらも、赤みを帯びた木肌や杢目、曲線的なシルエットが美しい一台。
また、小さなテーブルの天板裏面には指を掛けて引き出しやすくするための溝が彫られており、機能面でも抜かりのない同社の丁寧なものづくりが見て取れます。

北欧スタイルを丁寧に踏襲したジェンティークのネストテーブル。
幅約100cmと大き過ぎず、日本の住環境にも適した取り入れやすいサイズ感も嬉しいポイントです。
柔軟な使い勝手で幅広いインテリアシーンにぴったりとマッチしてくれること間違いなしの一台を、この機会にぜひ。











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