Sea Glasbruk
Candle Holder
電球には表現できない揺らめく灯。
キャンドルの火は多くを照らすほどの力はありません。
しかしながらこのほのかな炎は空間を変える程の力を持ちます。
多くのガラスウェアデザイナーはこの火に更なる力を与えようとしました。
本日ご紹介させて頂くのは圧倒的な表現力でガラスに命を吹き込んだとあるビンテージの作品です。
揺らめきと歪み
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スウェーデンのガラスウェアメーカー、シーグラスブルーク Sea Glasbruk。
あまり聞かない工房名ですが実はコスタボダグループの一部だそう。
ハンドメイドガラスならではの揺らめきと歪みを活かした繊細な作品を多く残した知る人ぞ知るメーカーです。

今回ご紹介させて頂くのはそんなシーグラスブルークが手掛けたキャンドルホルダー。
なんとも形容し難い雰囲気を持った作品です。
デザインを手掛けたのはガラスアーティスト、ルーン・ストランド。
ガラスを用いた圧倒的な表現力で数多くの名作を手掛けています。
同氏の作品の特徴は一つの作品に閉じ込められたアーティスティックな緩急。
この作品にもその特徴が顕著に現れており、ガラスの透過と厚みによる表現がガラスの硬さを壊しているかの様です。

不思議な発色もこの作品の魅力。
くすんだウランガラスの様な深みは見るものを魅了します。
光を透過した際の揺らめきや影も美しく、キャンドルホルダーであるものの単体で完結してしまいそうなほどの説得力を持ち合わせています。

本体を支えるのは木製のベース。
シンプルで無駄の無いベースがこのキャンドルホルダーの美しい箇所を倍増させ確固たる佇まいを主張させます。
静と動が混在した姿北欧デザインならでは。
時間や場所で様々な表情を見せてくれます。

キャンドルを入れた際に増す緩急と温度は素晴らしく、机上で繊細な存在感を放ってくれます。
放熱は木製のベースが担うという点も流石。
フラワーベースとしては勿論、窓際やガラスケースの中でも特有の存在感を放ちそうです。

木や金属には表現できない自由な素材、ガラス。
新素材であった樹脂よりも細かな表現が出来ないという程良い自由度もガラス素材の魅力であったのかもしれません。
アーティストが残したガラスの表現。
時に冷たく、時に暖かく、不思議な力を発しながら佇む。
灯を灯す事で完結する揺らめきと歪みが空間を優しく照らしてくれます。
