SINGER FURNITURE
Cabinet
時間と経年を纏うことで生まれるビンテージの風格。
それらが醸し出すワンアンドオンリーな風合い。
ビンテージ家具の魅力は何といってもその一点もの感にあるのですが、すべての家具がビンテージになりうるわけではありまん。
拘りを持って確りと作られたか否か。
職人やメーカーが未来をも見据えたモノづくりをしていたか。
本日紹介させて頂くのはビンテージの名に相応しい逸品です。
経年の佇まい
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今回ご紹介させて頂くのは、USビンテージならではのずっしりとした風格のキャビネット。
米国“シンガー社 / SINGER FURNITURE”のアイテムです。
USビンテージファニチャーらしいオーソドックスなデザインと確りとした作り。
実はシンガー社、ドレクセルヘリテイジの前身メーカーと言われており、USビンテージファンから人気の高いファニチャーメーカーでもあります。
作りや素材を活かす仕上げ、ディティール。
細部にまで行き届いた造りの良さにドレクセルヘリテイジ同様強い拘りを感じずにはいられません。
ヨーロッパの文化を受け継ぎ独自の文化を形成したといわれるアメリカ文化。
こちらのキャビネットにもその特徴が色濃く表れています。
ずっしりとした重厚な面持ちの中に、どこか繊細さを感じさせるデザインは混ざり合った文化のそれぞれが反映している為なのでしょうか。
直線と緩やかな曲線の共存は心地良くどこかミッドセンチュリー家具の様な懐かしさを感じさせます。
経年に磨かれることで風合いを増した素材感もポイント。
素材の持つ表情を最大限に活かすこの作りがデザインの良さをより引き立てています。
特に天板の連続する杢目は美しく、丁寧な造りの象徴とも言えます。
ビンテージと言えど家具は生活を共にし使うことでその魅力と実力を発揮するもの。
実際に使って頂く事で見た目の良さだけでなく、家具としての本質を感じて頂く事が出来ます。
作られてから半世紀。
細かな傷は経年という名のデザインとなり過ぎた時間を目の前に感じさせます。
想いを馳せながら、次の世代まで引き継いでいただきたい逸品です。