Koefoeds Hornslet
LIZ Diningchair
時間をかけて生み出した自身の作品に、大切な人の名前を称す。
そんなストーリーに心を奪われてしまいます。
愛娘の名前を冠したこだわりの一脚
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koefoed hornslet(コフォード・ホーンスレット)は1920年代にデンマークのhornslet(ホーンスレット)に設立された家具メーカー。
20世紀後半、hornsletの町には高級家具、室内装飾、キャビネットといった分野の異なる3つの家具製造業者があり、その中でもkoefoed hornsletは高級家具の製造に専念していたそうです。
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60年代に発表された、こちらのダイニングチェア「Liz(リズ)」。デザインを手掛けたのは、koefoed hornsletを創立者であるEina rKoefoed(アイナー コフォード)の息子、Niels Koefoed(ニールス・コーフォード)。
すっきりとしたライン、細部へのこだわり、高品質素材のダイニングチェアを数多く生み出したデザイナーです。
Nielsの3部作「Eva・Ingrid・Liz」は3人娘の名前をとって名付けられており、今回のLizは3人娘の中でも比較的希少な一脚です。
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このチェアの特徴といえば、ローズウッド材の落ち着いた色味と美しい杢目、そしてなめらかに伸びたシルエットのフレームではないでしょうか。
滑らかに弧を描くように伸びる背柱と間を繋ぐ背貫。
そのラダーバックの背もたれを強調するかのように座枠や脚部の貫にまで曲線加工が施されています。
さらに、よく見ると貫部分は平らに削られており、それによって美しい杢目が際立っているようにも思えます。
細部の細部にまでデザイナーのこだわりが詰められていますね。
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そんなこだわり抜かれたチェア。座り心地はというと・・・
程よく後方に傾斜した座面と、身体のカーブに沿ったハイバックの背もたれが、しっかりと身体を支え、安心感のある座り心地。
また、脚部がハの字に広がっている事により、細い足でも荷重に強く安定感があり、見た目以上の快適な座り心地が実現されてます。
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重い印象になりがちなハイバックチェアですが、細部にわたる曲線デザインにより、軽やかで上品な佇まい。
そして、大切な3人娘の名前をとって名付けられた作品。
そんなストーリーを聞くと、コレクターの血が騒ぎ出しますね。