KOTOBUKI
Vintage FRP Stadium Chair
こんにちは、ついに手持ちの外タレのライブチケットが全部払い戻しになったニデです。
昔に思い描いていた未来と現在が思い描く未来は割と異なりますね。
車も昔の未来的なものはリトラクタブルヘッドライトが付いていたり、逆に今ではレトロに感じる物が多いですね。
今はAppleデザインの様なシンプルなものが多く、トヨタが造ろうとしている都市は建物も車も無駄を削ぎ落したツルっとした物が多いですね。
本日は半世紀ほど前に生まれていた現代風デザインのチェアを紹介です。
現代にも通ずる無駄を削ぎ落したデザイン
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本日は" コトブキ / KOTOBUKI "のヴィンテージFRP スタジアムチェアです。
コトブキの創業はなんと1914年(!?)。国会議事堂の椅子の製作、納入を行い、様々な施設でコトブキの製品は納入されました。
50年代後半にはFRP製品の量産に着手。60年にはミラノ・トリエンナーレ展に出展。現在ではvitra社の製品でお馴染みの柳宗理氏がデザインしたエレファントスツールを展示し、大きな注目を集めました。
2004年にはその60年代の名作を復活させるという60VISIONに参加。2010年に販売終了となりましたが、未だに根強いファンが沢山います。
今回のスタジアムチェアは60VISIONではなく、本当の60年代ヴィンテージ物。
スタジアムや駅などの公共施設に向けてデザインされました。
デザインを手掛けたのは先程の柳宗理と肩を並べる偉大な日本人デザイナー、剣持勇。
秋田木工のNo.202、天童木工のカブトチェアなど数多の名作を世に輩出しております。一番身近な物ですとヤクルトの容器かもしれません。
シェルはイームズのシェルチェアに比べて、背もたれと座面は緩やかなRでぽってりとしたシルエット。
小振りなシェルは体にしっかりとフィットするので疲れにくく、日本人の体型に合った仕様になっております。
スタジアムで長時間試合を観戦しても、ストレスを感じにくい様になっているのが伺えます。
座面にはPVCレザーのクッションが付いており、お尻が痛くなりにくいです。水拭きも可能でお手入れも簡単です。
経年変化によってイエローがかったカラーはヴィンテージならではの色味となっております。
脚部はイームズのHベースとは異なるオリジナルのレッグ。
スチールを使用しており、シンプルでㇵの字に広がった脚部はスッキリとした印象に仕上がっております。
脚先のキャップは地面をしっかりと捉え、座った際に安定感を与えてくれます。
非常にシンプルなデザインで可愛らしいルックスのアイテム。
ミッドセンチュリーやスペースエイジなど幅広いインテリア、和室や洋室にもマッチするアイテムとなっております。
シーンやシチュエーションを選ばず幅広い用途でご利用頂けます。
レトロでありながら、このシンプルさが逆に今っぽさを感じさせてくれるアイテムです。
これが半世紀以上前に完成されていたのですから、剣持氏が描いたデザインの素晴らしさを改めて痛感させてくれます。
なかなか見かけないレアアイテムですので、この機会にいかがでしょうか?