Gebruder Thonet Vienna GmbH
Czech Arm Chair
No.14に代表される世界的なドイツ家具メーカー「THONET トーネット」社。1819年ドイツにミヒャエル・トーネットが工房を構えたことから始まりました。
実は世界各地にトーネット社を源流とした家具メーカーが存在するのはご存じでしょうか?
曲木技術を発明し、家具の量産に着手したトーネットは世界各地に工場を造りますが、二度の世界大戦を通じて分断され散り散りに。そのほとんどは倒産や合併によって消滅してしまいます。しかし「TON」社など、一部の工業は社名を変えながらトーネットの技術を現在に伝えています。
戦禍を乗り越え、それぞれの工場や事業部がどのような運命を辿ったのか、考えただけでも胸が熱くなります。
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今回ご紹介する「Czech チェコ」チェアはそんな会社のひとつ「Gebrüder Thonet Vienna GmbH(GTV) ウィーン・トーネット兄弟会社」 によるもの。GTVは戦後、トーネット社のかつての倉庫から事業を再開させました。
GTVはトーネットの歴史あるモデルを生産するだけでなく、それを再解釈することで伝統と今、継承と進化を融合させた新しい家具シリーズを展開しています。
チェコチェアはオーストリアの建築家" ヘルマン・チェコ / Hermann Czech "によって1994年にデザインされました。
アームレストを支える前脚や脚貫のアーチ造形に、No.14のようなトーネット伝統の曲木技術を見ることができます。
アームレストは後ろに傾斜しているので無理なく腕を掛けられます。
アームレストの位置そのものが低くテーブル下に収まってくれるので、テーブルに差せず空間を占領してしまう、なんて心配もありません。
ホワイト色のペイントに木目による差し色が目を引きます。モダンなお部屋やナチュラルなお部屋、クラシカルな雰囲気まで幅広いテイストに合わせられそうです。
躍動感のあるユニークな形状は現代的なデザインでありながらも19世紀末のトーネットスタイルとの連続性が失われていない、GTVの理念に対する情熱を感じ取れるかのような造形に纏まっています。
曲げ木のアーチ構造によって強度と軽さが両立しているため実用性も抜群。板座仕様でお手入れが簡単なのも嬉しいポイントです。
そのユニークな見た目とは裏腹に、知れば知るほど歴史のロマンを感じさせる一脚となります。
在庫限りのアイテムです。気になる方はお早めに。
Czech アームチェア A
Czech アームチェア B
Czech アームチェア C
Czech アームチェア D