GETAMA
GE530 Vintage 3-seater sofa
ハンス・J・ウェグナーを代表するソファといえばやっぱり「GE290」? それとも「デイベッド」でしょうか?
どちらも名作と呼べる素晴らしいソファです。正にウェグナーのデザインしたソファの中でも「王道」と言えると思います。
「GE290」・「デイベッド」どちらも良い! 良いのですが、ちょっと違う。こうじゃない。そう感じる方もいるかもしれません。そんな方にオススメしたのが所謂「王道」ではないウェグナーのソファです。
「GE」シリーズの中でも変わり種のソファが学芸大学店に入荷致しましたのでご紹介させて頂きます。
GEシリーズの変わり種。
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本日、ご紹介致しますのはGETAMA社の「GE530」3シーターソファ。1970年代にウェグナーがデザインしたソファで「GE」シリーズの中では比較的後期のモデルとなります。「GE290」・「デイベッド」いわゆる名作とよばれる2つソファは現在でも生産が行われていますが、本日ご紹介する「GE530」は現在では生産されておらず、現存するのはヴィンテージの個体のみとなる希少なアイテムです。
では何故「GE530」はウェグナーのソファの中で変わり種なのでしょう? その秘密はこの大きく、そして美しく弧を描いたアームにあります。
ウェグナーがデザインしたほとんどのソファはアームがフラット(平らな、曲がっていない)になっています。ウェグナーの代表作「GE290」も無垢材を用いたフラットなアームが特徴的な美しいソファですよね。
「GE530」もアームは無垢材で・・・と言いたいところですが、そうじゃありません。アームはスライスしたオーク材を約10枚重ねて作られた積層材となります。
無垢材でこの大きな曲線を描くのは至難の業。亀裂が入ったり、強度的な問題で無垢材でこの大きなカーブは描けません。
積層材だからこそ生み出す事が出来た優雅な曲線。 そして、背もたれ・座面の角度も綿密に計算されリラックスできる快適な座り心地を実現しています。
また、ソファに浅く座っても、深く腰を掛けてもアームの傾斜により、どのポジションにいてもベストな位置にアームがあるように設計されているというから驚きです!
「GE」シリーズの変わり種と言いましたが、ウェグナーらしい骨太で力強いフレームデザインは失っていません。ハの字にテーパードした太い丸脚。骨太な脚部は上部をカットすることにより力強くも野暮ったさを感じさせない、軽やかなデザインへと仕上がっています。
アーム以外のフレームは無垢材を使用していますので作りも堅牢。無垢材ならでのは木の質感も楽しめます。後ろ姿もキレイなのでお部屋の中央に置くのもオススメですよ。
ファブリックやウレタンックッションはどうしても消耗品となってしまいますが、逆に言い換えれば今度交換する時は自分の好きな硬さのクッションにしたり、好きな色の生地に出来るってことです!
ソファ本体に張られたウェービングテープも交換可能。今回は当社にて新品のウェービングテープに交換してあります。
美しく、ダイナミックなフレームを持った「GE530」ソファ。現行では手に入れる事のできない希少なソファです。この宝物のようなフレームで、次はどの色に張り替えようと頭を悩ませるのも楽しそうですね。