GETAMA

GE201 ArmChair

 木工家具作りにおいて世界的にも類を見ない程の実力とデザイン観を持ち、20世紀の北欧モダンデザインの基礎を創り上げたと言われる 巨匠 "ハンス.J.ウェグナー" 。

特にチェアデザインにおいてウェグナーが手掛けた作品は生涯で500以上にも上り、名作"Yチェア" や "PP701" を始め、ビンテージにおいてもコレクション対象として絶大な人気を博しています。

かろやか、でもホスピタリティのある1脚

こちら「GE201」は、そんなウェグナーのビンテージ家具の中でも市場での数が少なく、希少性の高さで知られる一脚。

雑味の無いシンプルなフレームワークの上に丁寧に配置された座面シート。

素朴でありながら美的感覚をくすぐるデザインです。

ウェグナーの作品の多くは何処かラグジュアリーにも感じられるテイストがありますが、こちらはもっとシンプルで真っすぐなキャラクターが印象的です。

フレームの接合部周辺も、フレームの側面を軽く削いで接合するという非常にシンプルな装い。

しかしアームと背もたれを兼用した曲げ木のフレームからは、Yチェアにも通ずるウェグナーの意匠が漂い、その絶妙な立体感が空間に上質なアクセントをプラスしてくれます。

製作は、デンマークで100年以上の歴史を持つ "ゲタマ GETAMA " が行っており、手に取ってみると非常に堅牢な作りであることが伝わってきます。

私がこのチェアに触れて座ってみた感想は、兎にも角にも "信頼ある作り"であるということでした。 

チェアの一箇所一箇所がぴったりと強固に接合されており、普段使いで永く使うチェアとして生み出されたことがひしひしと感じられる作りです。

座り心地もとても良く、座面周りにゆとりがあるので座っていてゆったりとした気持ちにさせてくれるのも魅力的です。

座面の造形や取り付け角度、フレームの組み方も体重をバランスよく受け止めてくれて、座り疲れしません。

アームと背もたれが一体となっているので肩回りが自由で、腕を預けながら後ろを振り向けるのも個人的に嬉しいポイントでした。

ウェグナーは自身の作品を手掛ける工房の職人の元を頻繁に訪れ、直接作業を行いながら家具デザインを詰めていく事も度々あったそうで。

そんな当時の風景を思い浮かべながら座ってみるのも、素敵なひと時かもしれません。

こちらはファブリックを新品に張り替えた状態でご紹介させていただいておりますので、ビンテージでありながら新品同様の座面でお楽しみいただける一脚。

ホームユースや別荘用の家具として、店舗用インテリアやコレクションとしても是非ご検討くださいませ。