GETAMA
GE201 Arm Chair
生涯500脚以上の椅子のデザインを手掛けたと言われている“ハンス J.ウェグナー Hans J.Wegner”。
その中には手を抜いた家具もありそうですが、その多くは美しいデザイン、品質、から世界中で名作として高く評価されています。 邪推でしたね。失礼いたしました。
今回は彼の手掛けた作品の中でもあまり目にすることのない珍しいチェアが入荷いたしました。
全角度で拘ったデザイン
1899年創業のデンマークの老舗家具メーカー“ゲタマ/GETAMA”とウェグナーという名コンビによるアームチェア。
シンプルでありながらもデザインが効いており、尚且つ実用的な一脚です。
小気味の良いフレームは、立体感を助長させ美しい陰影を生み出しております。
抜け感があり軽やかなフォルムでありながら手に取ると大変堅牢な作りで、永く使う事を意識した家具であることが伝わってきます。
上質なビーチ材を絶妙なフォルムに削り出したアームとバックシートを兼ねる木製フレーム。
曲木による滑らかな曲線は拘りをまじまじと感じられます。
アーム先端下部には、スパっと横に切ったかのような直線を加えたさりげないアクセントが。にくいですね、、。
プライウッドの座面は後方にかけて若干の傾斜を付けており、快適な着座感です。
また、しっかりとクッションの入ったファブリックで仕立ているので、長時間でもストレスなく寛げます。
アームの高さもちょうど良いこと...。
脚部は両側面から削りをかけてアームと繋がり、前後脚を繋ぐ貫も前脚にかけて絞りを掛けています。
GE590やGE575など後年のウェグナーの作品と共通する点ですね。
ラウンドテーブルとの相性の良さは勿論、通常のダイニングテーブルやデスクに合わせてもアクセントとなってくれるので、様々なシーンで幅広くお役立ていただけるこちら。
あらゆるクラフトマンシップが凝縮された、ウェグナーらしさが映える逸品です。