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AV Board 1500
日々の暮らしを良くしたい。日々暮らしの糧を得るために忙しい人でも、可能であればそれを実現してくれる何かを心の奥底で探しています。
情報化社会と呼ばれる現代。何か特定のジャンル一つとっても膨大な量の情報があふれる中から選択する時代です。
それこそ今最先端の技術を使った家具から、昔の手仕事しか手段として選べなかったクラフトマンシップ感じる家具まで。
憧れの家具が決まっている方ならそれを手に入れるために邁進するだけですが、そうではない人にも「あ、買ってよかったな」と思ってもらえる家具。
今回のご紹介はそんなアイテムです。宜しければ最後までお付き合いください。
ポジティブプレイス
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今回は、国内ファニチャーブランド、グリニッチよりAVボード。
グリニッチは大手人材会社に勤めたのち山陰地方に移住した今田憲一さんによって始められた企業です。
店舗は文化の発信地代官山と、そして鳥取の米子。
個人的には訪れた事の無い地域のため思いを馳せているにとどまっているのですが、鳥取は鳥取家具や牛ノ戸焼など民藝にも関わりの深い地域。いつか訪れてみたいです。
日本ならではの詫び寂、良い意味で陰影のある豊かな暮らしを考える土壌がある地域のような気がしています。
グリニッチはFDBモブラー、カールハンセン、ストリングスのシェルフといった北欧の素敵なアイテムも取り扱っていますが、オリジナルで手掛ける家具は無垢材が多く取り入れられています。それはちょっとしたダメージや、壊れてしまった際にも直して使えるようにという思いから。
家具は意識はせずとも「毎日使うもの」。使いこんでいくことで愛着が出てきた時に直せない、捨てるしかないというのはとても悲しい事。
日本で暮らしているからこそ、その暮らしに使いやすくデザイン。良質なアイテムが多い北欧家具は手直ししながら使い継がれたこそ、ビンテージとして今に残っています。
今回はAVボード。とても端正なデザインです。
TVは技術の進化によって薄型になっていますが幅はより広くなっているためある程度の幅は必要なまま。
今回はシリーズ名の通り幅1500ミリ(150センチ)。おおよそとはなりますが42、3インチくらいまでがバランス良く収まりそうです。
テレビ番組は勿論、動画等をゆったりと見たい場合はある程度のサイズが欲しくなるので余裕のある一人暮らしからファミリーユースまで対応してくれます。
戸板は2枚はぎの無垢材。左右の戸板同士で杢目が合わせてあるのでとても贅沢な雰囲気。3枚分ある戸板のスペースのうち2箇所に設置します。
真ん中と右側は奥まで見えるオープンタイプ。左側はシェルフタイプになっているので、全体の印象を細かく調節出来るようになっているのが嬉しいですね。
棚板までウォールナットの無垢材。こちらも2枚はぎです。
ピンのようなダボは今時珍しいですがとても良い雰囲気。おそらくは真鍮かと思われますが強度もしっかりとあり、棚板にもぴったりと合う溝が彫られているので気持ち良くお使い頂けます。
左側のシェルフには抽斗が付いています。正面から見ると分かりやすいのですが、普段立ち上がったときには見えない箇所にあるのがミソ。
リモコンや取り扱い説明書等はそのまま置くと雑多な印象になりがちですが、視線から隠れる箇所にある事で便利に使いやすく、そして普段は存在自体を感じにくい。
より洗練されたお部屋の雰囲気に近づけてくれる、ユーザーフレンドリーな1台です。
お部屋の中に芸術品のような家具を置くことが出来る方はとてもうらやましく思います。
ですがそうではなく、普段に生活に寄り添ってくれる家具がより上質なものであれば。そう考える人に。
使い込むことであなただけの特別になる、そんなAVボードをお探しの方にお勧めしたい一品です。