GUDME
extension dining table
言葉の情報が飛び交う食卓。
その日あった出来事を誇らげに、あるいは深刻そうに共有し、そうやって親睦を深めていく場所なのではと思うわけです。
一般的にダイニングテーブルと言えば長方形。
端っこは距離が遠くなるし、椅子の配置はある程度限定されてしまうし、あまり”自由さ”は無いのかなと感じます。
皆が対等で平等、そして自分らしく自由でいられる場所。
家族の成長と共に絆を育んでいく、そんなダイニングがあればいいなとは思いませんか?
共に生きる。
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円形のラウンドテーブル。
こちらは、北欧デンマークの老舗家具ブランド"グドメ GUDME " の 『ラウンド型 ダイニングテーブル 』です 。
1970年代以降に製造されたと思われるビンテージの個体です。
経年により飴色に美しく変化したチーク材。
天板から脚部に至るところまでふんだんに使用され、その存在感たるや。
無駄な装飾を排し優美なカーブを描くディティールも、チークの魅力をより一層引き立てています。
大地から根を張り幹を伸ばしていくような自然感溢れる造形。
この形も素材へのリスペクトの表れでしょうか。
ぱっと見で素敵!と思わせるのも職人やデザイナーの醍醐味ですが、家具である以上、実用性が伴ったうえで実現せねばなりません。
生活者の使用背景を鑑みて、デザイン性を伴わせるのは至難の業。
ですが、グドメの家具職人はこれを淡々とやり遂げてしまいます。
”ユニークでありながらシンプル”
物事の本質を捉えようとする哲学かのようなフレーズですが、実際に機能やデザインに着目してみるとその本質や魅力が溢れ出てきます。
ラウンド型の円形天板。
角が無く複数人での使用でも、自然とテーブルを「囲む」ことができます。
長方形だと目の前の人とばかり話したり、”端が偉い人” みたいなどこか平等さに欠ける一面を持っているのではないかと感じます(個人の感想です)
囲む事で自然と皆に視線が送ることができ平等にお話が出来るんです。
ちなみにこれは心理学的に証明されているみたいで、オフィスの会議でもディスカッションテーブルとして良く採用されているみたいです。
1本脚デザイン。
着座する人の足とチェアの脚がそれぞれが干渉することなくストレスなく配置出来ます。
一般的な4本脚だと天板の角と脚が椅子の干渉を許さず使用人数に制限をかけてしまうのですが、
1本脚は混沌としたダイニングの足元の渋滞を緩和してくれます。
北欧デンマークの風合い美しいチークのビンテージ。
独特な造形。
実用性のある1本脚のラウンドテーブル。
これにてブログ終了!
してもいいぐらいの魅力を紐解いて参りましたが、この個体にはもう一つ秘密が隠されています。
なんということでしょう。
天板が広がっていくではありませんか。
1本だった脚も2本に分離され、新たな形へと変貌を遂げています。
1本のどっしりした木が動き出したかのようなそのフォルムは、とても有機的ですね。
ですが、このままだとテーブルとしての機能は先ほどのラウンド型よりも半減してしまいます。
そこでこちらのエクステンション天板。
メイン天板を広げて空いた中央に嵌め込むことで幅が格段に広くなるのです。
天板裏の留め具でカチッと。
97→146cmへと伸長するので、ライフスタイルの変化や急な来客にも柔軟に対応できます。
通常時は4人で。
伸長時は6人。頑張って8人。
ラウンド型なので小規模なお部屋でも幅を取ることなく1人でも2人でものびのび使えます。
広い住宅なら堂々とダイニング真ん中に。
急な来客には伸長して。帰ったら元に戻して。
家族が増えたら伸長して。巣立っていったらもとに戻して。孫ができたらまた伸長して。
私達の成長とともに歩んでくれる人生のパートナー。
生活の変化に寄り添ってくれる強い味方でありながら、皆を平等にしてくれる”自由さ”をも齎してくれます。
共に生きていくかけがえのないパートナーとしてご自宅に迎え入れてみてはいかがでしょうか。