CHROMECRAFT
Unicorn Chair
世界が宇宙開発に燃えた1960~1970年代、それに比例して発展したのがスペースエイジインテリア。
宇宙船をイメージした独特の丸みを持っていたり、彩度の高いビタミンカラーが使われていたりと、派手さの中に愛らしさが隠れた未知なるものへの憧れを感じるインテリアは個性的でマニアの多いジャンルです。
本日は、そんなスペースエイジな魅力に溢れたラウンジチェアが入荷しましたのでご紹介致します!
スペースエイジを演出する
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入荷したのは、1960年代に発表されたユニコーンチェア。デザインはミッドセンチュリー期アメリカで活躍したデザイナー、ウラジーミル・ケーガンによるものです。
彼のデザインに共通するのは、今にも動き出しそうな曲線の使い方。ミッドセンチュリー期の家具には魅力的な曲線を持つ、それこそ動植物をモチーフにしたアイテムもありますが、家具自体が生きているようなケーガンのデザインはあまり類を見ません。
今回のユニコーンチェアも、空想の動物が名前に冠されているだけあって、一度見たら忘れられないような印象的なフォルムです。
横から見ると背もたれにかなりの傾斜が付いていることが分かります。
身体を預けてもセンターポジションへシートが戻るオートリターン機能がついており、座れば独特の浮遊感。
座面高は約43cmと一般的なダイニングチェアとほぼ同じで、ラウンジチェアの中では高めの部類ですが、この高さもスペイシーな印象に一役買っています。
SFドラマ「スタートレック」に登場したのはブラックのビニールレザーが張地に使用されたタイプのものなので、その印象が強いという方が多いかもしれませんが、今回入荷したのは鮮やかなグリーンカラー。
張地にはデンマークのテキスタイルブランド"クヴァドラ kvadrat"社のトナス生地が使用されています。伸縮性の高い生地をパツっと張ったことによって生まれる曲線と陰影が魅力的!
本革などにボタンタフティングするとクラシックで格式高い印象になりますが、はっきりとしたグリーンカラーのウール生地だとポップさとフィクション感が強くなりますね。
スペースエイジインテリアといえばプラスチックの家具が思い浮かびますが、ファブリックを使うことによって増す近未来感もあるんだなと気付かされました。
見逃せないのはシート部分だけではありません。鳥類、はたまた恐竜の脚のようなアルミニウム製ベース部分も存在感満点。
垂直な十字型ベースなどを採用し脚部はすっきりと、あくまでシート部分を惹きたてるための要素という選択肢もある中で、ベースにも個性を持たせるのはケーガンのデザインならではですね。
脚部にはアジャスターが装備されており、凹凸のある床面でもグラつきを抑えて使用出来る機能面もしっかりと抑えています。
スペースエイジなインテリアで部屋を埋め尽くしたいけど、実使用での快適さや使いやすさも外せないという方にぴったりなラウンジチェアです。
本日はウラジーミル・ケーガンデザインのユニコーンチェアのご紹介でした!
レトロポップなグリーンカラーファブリック、有機的なフォルム、ピリッとアクセントの効いたアルミニウムベース…などなど、スペースエイジをやり切る演出が隅々まで張り巡らされたチェアです。
まさしくこんなラウンジチェアを探してた!という方が出会えることを願っております。是非学芸大学店に足をお運びくださいませ◎