Craft furniture
原木家具 ダイニングテーブル & チェア
本日は、植物としての本来の姿を残し、圧倒的な躍動感と重厚感で空間を演出する唯一無二のクラフトファニチャー『 チーク無垢材 原木家具 』のご紹介です。
深い深い森の中に
国内外様々な高級ブランド家具、著名デザイナーの名作やビンテージ家具が集まるimption。中には弊社で「耳付き無垢材天板」と呼ぶような木の幹の凹凸を天板長辺の縁に残したテーブルや木の節、ひび割れを個性として活かしたメーカー品も存在します。
今回はそんなナチュラル感溢れる無垢材家具とも一線を画すプリミティブなアイテムが入荷致しました。出合った瞬間に他と違う事がわかる造形。見る者を圧倒しながら、一瞬で幻想的な世界へと誘い、人の想像力を掻き立てます。
例えば、世界遺産屋久島のように、倒木の上を覆いかぶさる様に木が生え巨木となり、太い幹と根がお互いねじり合い、うねりながら一体となる太古の森。または異世界ファンタジーのエルフの里にある森の大木と一体となった家具。貴方は何を想像しましたか?
製材された従来の木製家具と異なり、人の手が加えられた箇所が限りなく少なく、物を置くフラットな天板、人が座る背座のみが、かろうじて人為的な形状として残っています。全体のほとんどから原木の荒々しさが感じられます。
思わず手で触れてしまう表面の複雑な凹凸は勿論ですが、スタッフが店舗にディスプレイする際に感じた他の木製家具との違いとしては、ふたりで持ち上げた時の重さのバランスと偏りでしょうか。
メーカー量産品は重い軽いはあっても、基本的には左右対称(シンメトリー)で設計されている為、持ち上げた時の両腕への荷重もほぼ均等ですが、こちらは腕への荷重が不均等で、手で握る角度もバラバラ。見た目や手触りだけでなく、持ち上げた瞬間に、それが他の家具と異なる" 生き物の形と重さ "である事が伝わってきました。
椅子は背座一体で作られ、脚部は3本脚で構成。持ち上げた際の重みの不均等とは裏腹に、安定感と耐久性は優れており、確りとした着座が可能です。シートと脚部は別々のパーツで組み上げられているものの、大胆にカットした其々の断面は、隆起する全体に対して違和感なく溶け込んでいるところも不思議に感じます。
身体の触れない箇所は凹凸の激しく、故に設置場所のライティングで陰影と立体感はより強調されます。植物の成長段階で生まれる穴や隙間もディティールとして、重厚一辺倒ではない目を惹くアクセントとして効いています。
テーブルの天板や椅子の座面は、丁寧に削られる事で年輪の表情や動きが良く分かり、時間経過が織りなす抽象絵画の様な美しい平面表現となっています。また凹凸をそのまま残した他の箇所との表情の違いがハッキリとしている為、全体の印象にメリハリが加えられています。
今回の原木家具は世界三大銘木のひとつ「チーク無垢材」。北欧のビンテージ家具等で度々登場する希少木材で、装飾をそぎ落とした華奢なイメージがありますが、そんな印象は全くありませんね。
生活の場、セカンドハウス、ショップやレストランの什器として。撮影のディスプレイに。画像の通り、白壁の背景に設置する事で、深い色合いと動きのあるアウトラインが強調されます。
写真でも雰囲気は伝わりますが、中々お目にかかる事が出来ないお品物となりますので、完売してしまう前に、是非ご来店頂き本物を体感して下さい。