Knot antiques
MERLIN

本日は、工業系家具の定番素材を珍しい使い方で構成した、斬新なインダストリアルデザイン” ノットアンティークス / Knot antiques “『  MERLIN ダイニングテーブル 』のご紹介♪

見慣れたものの再構築

ビンテージ、工業系、ナチュラル等、様々なインテリアテイストを提案し、日本国内に於けるトレンド的存在として認知されている人気家具ブランド「 クラッシュクラッシュプロジェクト / CRASH CRASH PROJECT 」。

こちらは古き良きヴィンテージ家具やミッドセンチュリー期のデザインコンセプトを取り入れ、建築廃材や工業用パーツ等、古材の風合いやUSED感を活かしたデザインや、無骨なヴィンテージスタイルにアレンジを加えた家具を数多く発表する” ノットアンティークス / Knot antiques “のプロダクトです。

異素材をミックスした工業系テーブルの定番は「古材（無垢材）×スチール」が一般的で、今日ではインダストリアルテイストに特化した家具ブランドは勿論、様々なインテリアテイストでシリーズ化をする大手家具メーカーが、シリーズのひとつとして取り入れ、類似する様々なダイニングテーブルが存在しています。

ノットアンティークスの他のシリーズでも、「古材（無垢材）×スチール ダイニングテーブル」は存在しますが、同作はその枠から外れ、天板表面に真鍮を使用した珍しいデザインを誕生させました。

真鍮自体は他のインダストリアルデザインでも小さなパーツとして採用されておりますが、大きな天板に広い面積を使って構成された真鍮天板は、ありそうでなかった斬新なもの。素材感は勿論、細かく鋲打ちされたディティールも、インダストリアルファンの心を擽ります。

またその側面はオーク材で縁取りされ、生活空間と溶け込む自然素材の要素を忘れていません。金属と木材という組み合わせながら、同系色で統一されており、全体としては黄味がかったブラウン色で纏まれている為、意外と違和感は感じません。

脚部はブラック色のスチールフレームを使用し、斜めの直線構造で構成。中央部のオーク材に自然と注目が集まり、その小さな部材が天板の色合いとの関係性を生み出しています。

壁・床・天井のラインにあわせて平行に設置するレクタングルテーブル。しかしながら、エッジのきいた脚部の三角構造が空間全体にリズムを加え、ワンランク上のスタイリッシュなダイニング空間を演出してくれます。

そんな脚部のデザインを見せる為、あわせる椅子のデザインはアイアンレッグや曲木等の細身のフレームがオススメ。抜け感とのバランスを取りながら、ダークトーンで纏めていきたいですね。

ビンテージスタイルやインダストリアルデザインの椅子は勿論、色合いによってはイームズ・サイドシェルチェアも意外と相性が良さそう。ワイヤーチェアともあわせてみたいです。

デザインとしては決して無難なものではありませんが、何にでも合う家具で個性を加えるのはとても難しいもの。「こうしたい！」とはっきり意志をもってコーディネートされる方にとっては、今回のテーブルは良い提案になります。

全体をシックで大人びた男前インテリアで統一したい方に。また個性のぶつかり合いによるミックススタイルにも最適。

" インダストリアルデザイン / Industrial Design "は1920年代の米国で使われ始めた言葉といわれていますが、" 見慣れたものの再構築 "がいかにモノづくりにとって重要かを知る事が出来る。そんな新しいインダストリアルデザインです。" 想像力が膨らむ "という事が何よりも大切です。