KVIST MOBLER
J149 3P SOFA
最近占いに行ったのですが、占い師の方にラッキーカラーが赤だと言われてから赤色のアイテムについ反応してしまうようになりました。
しかし一口に赤と言っても、日本語だけでも真紅や朱色、茜色など様々な名称があるように相当幅が広く、赤色がお好きな方ほどこれだ!というものに辿り着くのは至難の業なのではないでしょうか。
本日は、そんな赤の中でも正統派ど真ん中な赤色を堂々と纏ったソファが入荷しましたのでご紹介いたします!
赤色に包まれる
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1911年デンマークに誕生した"クビストモブラー KVIST mobler"。ボーエ・モーエンセンの作品を数多く製造しており、現在はフレデリシアという名前に改めあらゆるデザイナーと共にクラシックでありながら洗練されたプロダクトを展開する家具ブランドです。
今回入荷したのは、J149 3人掛けソファ。デニッシュモダンの父とも称されるコーア・クリントの下で長きに渡り働いていた建築家兼デザイナー、エリック・オーレ・ヨルゲンセンによって1970年代にデザインされた同氏の代表作です。
家具だけでなくテキスタイルデザイナーとしても活躍したヨルゲルセンの手掛けたスポークバックソファは、確かにクッションファブリックが主役のように見えるための工夫が随所に散りばめられています。
何故ファブリックが主役のように見えるかというと、クッションが座面・背もたれ・アーム部分全てにはめ込まれ、部屋の中に小さなスペースを生む家具として機能しているから。
箱のような造りを用いることでファブリックに包まれるような感覚が味わえ、更に空間を細かく区切ることでパーソナルスペースを作りより心を緩めて寛ぐ手助けをしてくれるのです。
ファブリックは鮮やかなレッドカラーのコットンスウェード生地。滑らかでさくっとした生地なので、オールシーズン快適に過ごせます。クッションに入った薄いオレンジ色のステッチもフレームとリンクする可愛らしいアクセントです。
良い色なのですが、一歩間違えると派手さだけに落ち着いてしまうこの赤色を品良くまとめているのがフレームの色味とフォルムです。
ファブリックの周辺を明るくナチュラルな色味のビーチ材製フレームで囲みつつ、パーツ一つ一つのフォルムはあくまでシンプルに抑えることで、華やかさもありながら空間に溶け込むソファに仕上がっています。
またクッションは取り外すことも可能なので、座面だけ残せば他のインテリアとの組み合わせが楽しめる一台に。カーブの付いたアームもより鮮明になりユニークに映ります。
ところでアーム部分、なぜクッションがずれないかというと、裏側に革紐が付けられずり落ちないようフレームに括ることが出来るからです。この機能性とデザイン性が丁度良くブレンドされた佇まいがなんともキュート。
そしてカーブにぴったり沿うのはクッションの厚さも関係しています。アーム部分は約4cm、座面に至っても約8cmとかなりシャープ。
同じくアームを設けた造りのチェスターフィールドソファのような圧迫感を感じないのは、素材やデザインの違いもありますが、ファブリックの質感や色味を活かすために無駄な要素を削ぎ落した結果かも知れません。
本日は、「箱感」が魅力的なJ149 3人掛けソファをご紹介しました。
ビビッドな赤色をお部屋に置けば生活も彩られること間違い無し。ちょっと変わったフレームデザインがお好きな方にも、こんな赤色探してた!という方におすすめしたいソファです。是非ご検討下さいませ!