Carl Hansen & Son CH24 Y Chair

「デザイナーズ家具」と聞けばまず名前が上がる程に象徴的な椅子『Yチェア』。 そのブランド力や椅子としての完成度の高さにより著名人宅やメディアにも引っ張りだこ。2022年公開、又吉直樹氏原作のドラマ『椅子』では物語のカギを握る重要な役割も与えられています。 さて、そんな説明不要の名作Yチェアではありますが、今回は改めて紹介させて頂ければと思います。

空間に箔が付く1脚

>>この商品の詳細を確認する デザインはデンマークの巨匠ハンス・J・ウェグナー。彼はその生涯で500以上もの椅子をデザインしたと言われますが、その中でも圧倒的な知名度を誇るのが『Yチェア』です。 ウェグナーの代表作でもあるYチェアがデザインされたのは1950年の事。名門”カールハンセンアンドサン Carl Hansen ＆ Son”から発売されました。「世界一の木製椅子」とも呼ばれ、発売から70年以上経った現在でも世界中でロングセラーを続けています。 特徴的なハーフアームは無垢材を曲げる事で成型されており、継ぎ目の無い滑らかな仕上がり。その両端からは絶妙な強弱の付けられたフレームが伸び、そのまま脚へと繋がって行きます。 アームから脚に掛けてのラインにより椅子に挿した際の姿も非常に端正なもの。「椅子には裏側が無い。」と言うハンス・J・ウェグナーの考えを体現したような姿で、360度どこから見ても隙がありません。 座面はペーパーコード張り。紙でありながら実は革や布と同等の強度を誇り、紙ゆえに薄くて軽量と来たもんですから優秀も優秀です。 内部に空間を持たせた編み込みにより適度な弾力もあり、座り心地ももちろん最上級。 様々なモデルの存在するYチェアですが、今回入荷してくれたのはビーチ材にラッカー塗装を施したもの。ソープ仕上げと比べると経年変化も出やすく、これからじっくりと育てて行く楽しみもございます。 家具好きならば一度は手に入れてみたいと思う世界的な名作。 空間と生活に箔が付く1脚です。是非この機会にご検討くださいませ。