Carl Hansen & Son
2 April 1914 Special edition CH24 dining chair
1914年4月2日、世界的なプロダクトデザイナーハンス・J・ウェグナーが誕生いたしました。それを記念して今回のYチェアが製作された訳ですが、そこにはウェグナーへの敬意を込めた新しい取り組みが組み込まれ、新たな歴史を刻んだチェアとなります。成ヤギのしっかりとしたゴートレザーをシートに貼り込んだ見た目にも新鮮なYチェアを是非ご覧くださいませ。
ハンス J. ウェグナー 生誕105周年記念の特別な1脚
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通常のYチェアは、長い一本のペーパーコードを高度な職人技で規則的にフレームに巻き付ける事でも知られている椅子ですが、近年では専用のレザークッションが販売されたりしておりましたので、高いニーズを踏まえ105回目の生誕を機に限定で生産販売された椅子、その後もこの仕様は販売されていないこの時限りの特別な1脚となる訳です。
Yチェアが販売されてから約70年の歴史の中で、レザーシートはクッションを除けば初の取り組みとなり、非常に興味深くそして一層上品に演出されたチェア。ウォールナットのフレームとゴートレザーのダイナミックな風合いが重なり合い、モダンな印象になっております。
ウィールナットのフレームは、既存のYチェアと同様のデザインながら、有機的で太さに強弱のある自然な温かみを持ち触れても座っても納得できる安心感があります。ウォールナット特有の木目による濃淡も表情となっている見事な仕上げ。
ゴートレザーは、やや厚みがあり丈夫で型崩れしにくいレザー、張り具合も良くテンションが心地よい上質なレザーです。カラーは落ち着いたアーバンなレッドカラー。ウォールナットのフレームとのコントラストが美しい仕様です。そして、記念すべきこの仕様を表現しているゴールドのタグ。誕生日もしっかりと刻印され歴史に残る一脚である事を証明しています。
ウェグナーはカールハンセン社と共に、90年代に一度ペーパーコードからの脱却しレザーシートのYチェアを試みたようですが、当時はデザインとのギャップや製造工程・コストなどの影響で実現されなかったようです。
そして、カールハンセン社は時を超えて2019年4月2日の記念すべき日に未発表であった特別仕様のYチェアを完成させ、この日だけの限定販売としてウェグナーの要望を実現させた1脚となります。従来のYチェアの更に上をいく座り心地は、上質でモダンな空間に最適な一脚。こんな機会は二度とないかも知れません、是非ご覧くださいませ。