Carl Hansen & Son
CH006

本日は機能性と造形美を兼ね揃える北欧の「引き算の美学」を具現化したハンス・J・ウェグナーの名作家具" カールハンセン＆サン / Carl Hansen & Son "『 CH006 ダイニングテーブル 』のご紹介♪

無垢は多くを語らない

日照時間が短く屋内で暮らす時間の長いデンマークの生活。様々な気持ちを明るくさせてくれる色鮮やかな食器や、ゆらゆら揺れるモビール等の室内装飾、ルイスポールセン社の幻想的な光のデザイン等、お部屋を美しく演出してくれる数多くの北欧デザインが誕生しました。

” カールハンセン＆サン / Carl Hansen ＆ Son “は、デンマークで2番目に大きいフーネン島にて1908年創業。ご存知ハンス・J・ウェグナー、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、安藤忠雄等、世界の名立たる巨匠達の作品を製造しています。

こちらはお馴染み「Yチェア」を始め、生涯500種類以上の椅子をデザインした事で知られるハンス・J・ウェグナー1982年のデザインです。

フレームには、はっきりとした木目や虎斑模様により「森の王」の異名を持つオーク無垢材を使用。金属フレームを使用せず、オーガニック素材で構成された無駄のない造りは、シンプルが故に自然素材特有の温かみある雰囲気がより強調され、自然と共に生活していると分かる安心感を与えてくれます。

長方形の天板は角を丸く削り、思わず手で撫でてしまう心地よい肌触り。木の呼吸を止めないオイル仕上げにより風合いの変化を楽しむ事が出来ます。ハの字に広がる脚部も含め、丸、三角、四角の形の基本形をあわせ持ったシンプルなフォルムは、陰影、立体感の違いがダイレクトに伝わります。

メイン天板の短辺には引っ掛け金具があり、四角い追加天板が直角に吊るされた構造。急な来客時はそれを立ち上げ、支えをメイン天板下部の幕板より引き出すギミックとなっております。

なお、通常のモデルは追加天板がラウンド型となっておりますが、今回のモデルは珍しい長方形仕様。恐らく特注で製造されたと思われる希少なお品物です。

両側を折り畳んだ状態で幅145cmで、138cmと235cmにサイズの変更が出来る為、急な来客時にもしっかりと対応できる広々としたサイズ感が魅力です。

シンプル且つ機能的な美しさを追求するデンマーク家具。全体、細部共に無駄が無く、素材を活かした控えめなフォルムデザインは、日本のクラフトデザインとも通ずるところがあります。自然素材の温かみある色合いと、長く愛用出来る機能美は、何も語らずとも多くの日本人の心にスッと溶け込みます。