Carl Hansen & Son
AJ52 & AJ52-L
デンマークを代表する建築家兼家具デザイナー『Arne Jacobsen アルネ・ヤコブセン』。
今日のモダンデザインの原型を造ったと言われる世界的にも最も影響力の強いデザイナーの一人です。
そんなヤコブセンが1952年、American-Scandinavian Foundationの新しいニューヨーク事務所に寄贈するためにデザインした ”AJ52” ソサイエティテーブルと ”AJ52-L ”モジュールランプ。
洗練されたアーバンなデザインと、優美な佇まいが同居する魅力的な逸品です。
発表後、わずか数台しか生産されていないため知られざる名作となり、国内中古市場はおろかビンテージ市場にも殆ど顔をみせません。
そんなヤコブセンの希少な作品と、この度縁あって巡り合うことができましたので、本日は喜び勇みご紹介させて頂きますね。
ヤコブセンが造る優美でクリエイティブな空間。
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アルネ・ヤコブセンといえばセブンチェアをはじめ、アントチェアやスワンチェア、エッグチェアなど20世紀を代表する数々の名作家具を生み出し、後世に多大なる影響を及ぼした巨匠デザイナーと知られ、デザイン界を語る上で切っても切り離せない存在となっております。
シンプルな線や柔らかな曲線から生み出させる造形美が美しく、1952年に発表したヤコブセンの最初の作品「アントチェア」を皮切りに、そのデザイン性の高さは現在に至るまで世界中の多くの人々を魅了してきました。

そんなアントチェアと同時期に発表された”AJ52” ソサイエティテーブル。
有機的な曲線を描くアントチェアと対比して、バウハウス、機能主義、そしてインダストリアルデザインを見事に調和させたシンプルながら高級感溢れるデザインとなっております。
もともと建築家でもあり、SASロイヤルホテルやデンマーク国立銀行などをはじめ数多くの空間デザインを手掛けたヤコブセンは、家具単体ではなく空間を包括的に捉えながらの家具の制作に取り組みました。
こちらはAmerican-Scandinavian Foundationの新しいニューヨーク事務所に寄贈するためにデザインしたものとなっておりますので、その空間をより昇華するための設計となっているかと思われます。

構造美を活かしたストレートラインを基調としたシャープな印象のフレーム。
タイトに革張り加工された優雅な天板。
宙に浮くように設計されたウォールナット材からなる6杯の抽斗。
全てが心地よく融合し、静かに空間のランクを一段階上へと引き上げてくれそうです。

肌目が細かく滑らかに仕上げられた上質なレザー天板は、すっと手に馴染む品のある触り心地となっており、デスクワーク時の快適性を極限まで高めてくれ、クリエイティブな思考を加速させてくれますね。
ブラックレザーと品のある深い杢目を持つウォールナット材との相性もとても良く、上質な大人の空間を心地良く演出してくれています。

こちらはAJ52と共に設計された AJ52-L モジュールランプ 。
AJ52の為に設計された置き型用のモジュールランプとなっており、AJ52と同様にウォールナット材とスチールの異素材MIXの都会的なデザインはそのままに、アクセントガラスがプラスされた浮遊感のあるデザインに仕上げられております。

恰もニューヨークのパークアベニューにあるAmerican-Scandinavian Foundationにいるかのような錯覚に陥らせてくれる、都会的で洗練された空間を生み出してくれるAJ52。
製造を手掛けたのは創業100年を超える歴史のあるデンマークの老舗家具メーカー『Carl Hansen & Son カールハンセンサン』となっており、デンマークが誇る高い技術とクラフトマンシップから生み出させるその造りは、やはり一線を画すものとなっております。
是非アルネヤコブセンの最も才能が発揮された時代にあたる1952年に発表したこのAJ52で、自分だけの優美なワークスペースを作ってみてはいかかでしょうか。
