Karl Andersson & soner
itomaki coffee table
最近、植物を育てることにすっかりハマってしまって、育てている植物を愛でながら、その形や色、生命力の強さに感心しています。
鉢植えの植物も十分に美しいのですが、大自然の木や川、岩など人の手が加えられていない雄大な自然は、環境と偶然が重なり、そして長い年月を経ることで、人の想像を遥かに超える美しさを見せてくれます。
そして人が自然をデザインできないように、自然もまた人が作り出す計算された美しさを作ることはできません。機能的なデザイン、緻密に設計された建築物、独創的なアートなど、人間にしか生み出せない美しさも沢山あります。
本日は、自然では決して生み出すことのできない、人のデザインの力が感じられる、美しきコーヒーテーブルのご紹介です。
新たな価値を見出す。
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入り組んだ華奢なフレームにラウンドのガラス天板を乗せた、美しきコーヒーテーブル。
コチラは100年以上の歴史を持つスウェーデンの家具メーカー、カールアンダーソン&ソナー / Karl Andersson & sonerの「イトマキ / ITOMAKI 」テーブルです。
スウェーデンの家具ながら、デザイナーはなんと日本人!
デザインしたのは1975年にスウェーデンに生まれ、日本や北欧等で幅広く活躍する家具デザイナー須長檀(すなが だん)。
エルデコ賞やスヴェンスクフォーム等の海外賞から日本のグッドデザイン賞も受賞する等、現代に高く実力が評価されているデザイナーさんです。
建築物を彷彿とさせる特徴的な脚部は、「イトマキ / ITOMAKI 」という名前の通り、スウェーデンの古道具屋で見つけた糸巻機に着想を得てデザインされたそう。グーグル先生で「スウェーデン 糸巻き機 」で検索してみると、本当にそっくりなデザインの糸巻き機が出てきますよ。
36枚の板を繋げただけの単純な構造ながらも、橋のように自重のバランスが取れ、ガラス天板を乗せることで重さにもしっかり耐えられるコーヒーテーブルとなっています。
形状を保持する為にテーブルの中心部に輪形に張られたワイヤーは、長さを調節することで自ら形を変形させ、脚部の高さや横幅を変えることが可能。
そして、ごめんなさい。ワイヤーを調節する細い六角レンチが無かったので、残念ながら高さを変えた写真が無いのですが、お許しください。
材には高級木材であるウォールナットを使用。
上品な色味と杢目の美しいウォールナット材のフレームが、抜け感のあるクリアガラスとよくマッチしています。
建築物が好きな方なら尚の事、入り組んだそのフレームデザインの美しさに引き込まれるのではないでしょうか。
スウェーデンの古い糸巻き機という、既存のデザインの良さを改めて見出し、糸巻き機のデザインをコーヒーテーブルとして見事に昇華させています。
デザイン性の高いイトマキテーブルは、コーヒテーブルとしてだけではなく、オブジェとしての美しさも兼ね備えています。お部屋に置いておくだけでも絵になる上品でお洒落なテーブルですよ♪
クリアガラス越しに見える有機的なフレームデザインを楽しみながら、ゆったりとしたティータイムをお楽しみ頂けるのではないでしょうか。