Kartell

ONE MORE 65 High Chair

1949年に科学者であったジュリオ・カステリによって創業された”カルテル Kartell”。

創業当初は車のパーツや生活用品を中心に製造していたようですが、プラスチック素材の可能性を他とは違うアプローチで広げ、現在ではイタリアを代表するプラスチック家具メーカーとしての地位を確固たるものにしています。

多くの名デザイナーとの協働により生まれた革新的で質の高いプロダクトの数々は、空間に特別な存在感を放つ名作ばかり。

本日はそんな同社のプロダクトの中でもモダンで洗練された印象をお部屋に与えてくれる透明なポリカーボネート素材を使用したアイテムを2点紹介させて頂きます。

透明家具の個性

まずご紹介させて頂くのは”ワンモア ONE MORE 65 ハイチェア”。
建築・家具・日用品など幅広いジャンルで活躍するフランス出身のデザイナー”フィリップ・スタルク”がデザインを手掛けました。

名前の”ワンモア ONE MORE”は一杯のドリンクでは物足りず、思わず「One more（もう一杯）」と言いたくなってしまう程座り心地の良いい椅子という意味が込められています。

同氏の代表作「Ghost」シリーズより派生した背もたれ付きのハイチェアで、クラシカルなデザインを継承しています。直線と曲線を巧みに取り入れたデザインは主張し過ぎることがなく、自然と空間に溶け込む様な一脚です。

座面は前が僅かに盛り上がっており、着座時には自然と重心が後ろに傾く設計。背もたれは緩やかな曲線を描いているので、身体にフィットするような安定した座り心地です。

JOLLY Side Table

続いては”ジョリー JOLLY”サイドテーブル。
デザインを手掛けたのは照明デザインを得意としたイタリアデザイン界の巨匠”パオロ・リザット”。1981、1989、1984年と3回のコンパッソ・ドーロ賞をはじめ国際的な賞を数多く受賞している人物です。

コンパクトなサイズ感と直線を基調とした装飾を省いたデザインがどんな空間にもはまる万能な一品。シンプルなルックスですが、透明なポリカーボネート素材が上品な存在感を放っています。

ポリカーボネートは軽量で繊細な印象を持ちながら、十分な耐久性から衝撃や傷に強い一面も持つ素材。

屋内での使用はもちろん長期の直射日光や雨風でなければ、屋外でも使用できるため、幅広いシーンや用途でご活用してくれます。

いかがだったでしょうか？

木製家具は勿論、他のプラスチック家具とも一味違った存在感を放ってくれる透明なポリカーボネート。

個性的なお部屋づくりにぴったりなアイテムでありつつ、視界を遮らない抜け感まで持ち合わせている実用的な素材です。

お気軽にお部屋に取り入れることができるので是非この機会に検討してみてください。