Kartell
Modular stacking shelf
カルテルのビンテージファニチャーは、古くてもユーザーをとても明るく楽しい気持ちにしてくれる家具。世界で初めてABS樹脂(いわゆるプラスチック)による耐久性のある家具を創り出したイタリアのカルテル社。こちらは現在現存する個体もかなり減ってきているモジュラースタッキングシェルフとなります。
色褪せた風合いもクールに見せるビンテージ家具
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木材で出来た家具の経年変化とは違い、プラスチック製の家具は日焼けや退色による変化が多いですが、カルテルのこのスタッキングシェルフに限って言えば、それが魅力となっています。勿論現行で販売されていないという要因は大きいかも知れませんが、ノスタルジーやレトロポップなテイストが人気の一因にもなっています。
当時は各パーツ各色がきちんと用意されていたのだと思いますが、時間の経過や販売終了に伴い徐々に個体数が減りパーツを継ぎ接ぎのようにつなぎ合わせて下北沢店にやってきた希少なデザイナーズシェルフです。
デザイナーは、オラフ・フォン・ボーア Olaf von Bohr。70年代を中心にコッパドーロ賞などを受賞し、正にスペースエイジデザインの中心人物。
今回の入荷シェルフは、メインがホワイトで退色によってアイボリーに変化し、所々ヤケも出ています。しかしシェルフですので、スピーカーや本や雑誌をおいてみるとなぜかしっくりくるという不思議な魅力を体感できます。所々色が違うパーツもオシャレに見えてくる不思議。
本来は、側板や棚板などを付け足し増やしていけるモジュラーファニチャーです。様々なパーツや色でローボードや収納家具などをアレンジ出来ていたと思うと、パズルのようでとても楽しいシステム家具ですよね。
年代ものだけに傷やヤケなどのダメージはあるものの、シェルフとして機能性は十分に活躍できるレベルのビンテージ家具。
プラスチック製特有の劣化した匂いや腐食はございませんので、その面でも取り入れやすさのハードルは比較的低いかと思います。70年代に想像していた未来と現在は違うかも知れませんが、その豊かな想像力と家具という枠を超越したユニークなデザインは色褪せる事なく当時の魅力を存分に感じられるプロダクトとなります。