Kartell
ERO S chair
プラスチック素材の可能性を他とは違うアプローチで広げその地位を確固たるものにしたカルテル社。
多くのデザイナーとの協力により革新的で質の高い家具を製造していることでも知られています。
本日はそんなカルテルとデザイン界を代表する一人として国際的に活躍しているフィリップ・スタルク氏によって世の中にリリースされた名作のご紹介です。
無駄のない美しさ
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今回ご紹介するのは、独創的で特徴的な曲線のシルエットをしたエロエスチェア。
オーガニックなフォルムとシンプルなベースとの組み合わせは独特の世界観を放ちます。
名作チューリップチェアで知られるエーロ・サーリネンの名前からネーミングされたエロエスチェア。
その名のとおりスタルクがどこかサーリネンを意識してエロエスをデザインした事がよく分かる一脚です。
卵をモチーフにしたシェルはカルテルの技術力を活かしたポリカーボネート製。
硬すぎず柔らかすぎない座り心地を実現し、アームがわりにもなるエッジも程よく寄り添ってくれ身体を包み込んでくれます。
緩やかな曲線と透過性の高さが生み出す光の反射も大変美しく、水面の揺らぎや宝石の輝きを彷彿とさせます。
脚部にはイームズ夫妻の名作「シェルチェア」のエッフェルベースへのオマージュとされているスチール脚。
座面の官能的な曲線と、スチール脚の直線という組合せが見事なコントラストを描いています。
シェルとベースの二つのパーツが見事に重なり合い、どの角度から見ても魅力的で美しいエロエスチェア。
洗練された佇まいと快適性を追求したエロエスは、まさにフィリップ・スタルクの真骨頂とも言えます。
有機的なフォルムが魅力的で、どこか近未来的な形をした名作のご紹介でした。