Karimoku60
K Chair 1seater

日本を代表する家具ブランドとして広く知られる「カリモク」。

1940年に木工所として設立し、織機の部品やミシンのテーブル、輸出用家具のパーツ等を手掛ける中で家具メーカーとしてオリジナルの家具を手掛けるようになりました。

現在ではラグジュアリーラインの"ドマーニ"や国内外のデザイナーと協業したデザイン性に優れる"Karimoku New Standard"など新たなブランドも立ち上げており、現状に甘んじることなくものづくりの新たな可能性を探る真摯な姿勢が伺えます。

ナチュラルに仕上げられた名プロダクト

実直なクラフトマンシップが込められたデザインで、後のスタンダードとなる名作プロダクトが数多く生まれた1960年代。

その古き良きデザインを復刻するべく立ち上げられた「ロクマルビジョン 60VISION」に参加したカリモクは「カリモク60」を新たなブランドとして設立しました。

本日はそんなカリモクの代名詞とも呼べる「あの一脚」が入荷しましたのでご紹介いたします。

言わずと知れたカリモクのアイコン的プロダクト「Kチェア」。

同社が家具ブランドとして独自の家具デザインを手掛けた源流ともいえるKチェアは、1962年に原型を発表してから現在に至るまで基本的な構造はそのままに、クッションや張地など技術の進歩と共に細かな改良を重ねてきました。

半世紀以上にわたって一度も廃番になることなく、今もなお絶大な人気を誇るミッドセンチュリー期の名作。

レザー調のシートにウッドフレームを組み合わせた直線的なシルエットでありながら、シートに設けられた角度や手にぴったりとフィットするアームの造形など、シックでありながら機能性を追い求めたデザインです。

また、日本の住環境に沿ったコンパクトなサイズ感に加え、組立・分解が容易であるためフレームやシートが破損した際にもパーツの交換のみで使い続けられるロングライフデザインの一面も持ち合わせています。

今回入荷したモデルのフレームは木材と張地を自由に組み合わせられるパターンオーダーの一台。

ピュアビーチカラーのフレーム×スタンダードブラックのシートとなっており、白く明るい木肌とフレームのコントラストがきわだつカラーリングとなっています。

ブナ材のきめ細かな杢目は見た目にナチュラルな風合いを感じさせるだけでなく、さらりとした手触りからも木の温かみを伝えてくれる仕上がりとなっています。

マーケティング的観点から消費者のニーズに沿った商品を次々生み出される中で、流行に左右されることの無いデザインが普遍的に広まり60年以上にわたって人気を集めてきたKチェアはまさに「本物」の家具。

輸出用家具の製造からをノウハウを得たノックダウン方式の構造や掛け心地を追求した造形、それらを日本の住環境に合わせたコンパクトなスケールに収めるKチェアの設計は紛うことなき名作です。

ジャパニーズミッドセンチュリーの中で開花したタイムレスなデザインのKチェア。

ピュアビーチカラーのナチュラルなフレームは北欧スタイルやミッドセンチュリー、あるいは和室など様々なインテリア空間に馴染んでくれそうです。

洗練された造形と機能的なデザインが光る日本の誇る逸品、この機会にぜひお求め下さい。