Karimoku60
Lobby Chair 2 seater
色を表す言葉の中に良く表れる「アッシュ」という単語。
直訳すると「灰」や「燃え殻」を意味する単語ですが、灰色がかった色やくすんだ色をアッシュと呼んだりすることもあるそうです。
ビンテージの家具や古着などを見ていると、経年でやれて褪せた色はだらしなさやボロボロという印象よりも、味が出て渋くてカッコいいと思ったり。
本日ご紹介させていただくのはそんなビンテージの様なアッシュカラーを使用した、渋いカラーの2Pソファです。
ビンテージでなくたって
“カリモク家具”が手掛ける“カリモク60”はimptionでもお馴染みのブランド。今回は定番アイテムの“ロビーチェア 2シーター”のご紹介です。
1940年の創業以来、日本中で多くのファンから愛用されている愛知県の老舗家具メーカー“カリモク家具(刈谷木材工業)”。
“カリモク60 karimoku60”は1960年代の実直なものづくりへの姿勢を見つめ直し「変わり続ける現代だからこそ、変わらない価値を持つモノ」をコンセプトに、ロングライフデザインを提案する「60VISION(ロクマルヴィジョン)」プロジェクトに賛同し2002年より始まったブランドです。
1968年に発売されたカリモクの原点商品のひとつ、ロビーチェア。カリモクの総張りチェアの原点でもあります。
一度は廃番となり時代や流行が激しく移り変わる中、2002年に復刻してからは定番として生産が続けられているロングセラーシリーズ。
ジャパンメイドの家具でありながらミッドセンチュリー的要素が強く、無駄を省いた落ち着いたデザインの一脚です。
今回入荷したのは冒頭でも触れたように、長い年月を経て得たようなヤレた雰囲気が感じられるカッコいいアッシュグリーンカラーの一台。
ロビーチェアでは初めてとなるファブリックタイプの張地として発表されたこちらのカラーは、モケットグリーンとは異なり、サラッと柔らかく、マットな質感に。
2012年から2014年までの2年間のみ販売されており、既に生産を終了している張地で希少性の高いカラーとなっています。
絶妙な角度のシートや柔らかすぎず硬すぎない弾力のクッションは、長時間の着座でもリラックス出来る座り心地を実現。
キルティング加工やボタンタフティングが純喫茶のソファや古いシアターの椅子のようで、懐かしく温かい気持ちになります。
一般的な2シーターソファに比べるとコンパクトなサイズ感ですが、この絶妙なサイズ感が丁度良くどんな環境にも馴染むため、幅広い世代で愛用されてきた理由が分かります。
ビンテージでないのにビンテージの様な貫禄と渋さ、そして何よりも人々を癒す温かさを放つカリモク60のロビーチェア。
コンパクトな「Kチェア」ができのいい弟なら、包容力のある「ロビーチェア」はどっしり構えるお兄さん的存在。
腰掛けて温かいお茶を一口。目にも優しい自然色のチェアと共に、日々の疲れを癒すリラックスタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。