カリモク karimoku コロニアル 食堂テーブル&食堂椅子 ~アンニュイな日でも~

UPDATE: STAFF:トリス
カリモク karimoku コロニアル 食堂テーブル&食堂椅子 ~アンニュイな日でも~

カリモク karimoku コロニアル 食堂テーブル&食堂椅子 ~アンニュイな日でも~

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karimoku Colonial Round Table & Chairs

ため息が吸い込まれてしまいそうな曇りの日です。 ちょっと気分が上がらないような日はどこかしらにあるようで、そんな時は穏やかに過ごせるよう努めてゆくしかありません。 けれどもそんな時、ゆったりと過ごせる場所が無ければ、澱(おり)のようにイヤな気持ちが溜まっていってしまうかも。 今回のアイテムは、そんな安心できる場所を作ってくれる老舗のテーブルたち。気になる方はどうぞ最後までお付き合い下さい。

みんなのためのクラフトマンシップ

>>この商品の詳細を確認する 今回のご紹介は、インテリアでは高い知名度を誇る家具ブランド、カリモクによるもの。 1940年に設立された前身の木工所から数えると歴史は80年を超え、100年企業が見えてくる長い間 木に携わってきた老舗。 今も愛知県の知多に拠点を構え、優れたプロダクトを作り出しています。 ナガオカケンメイ氏とのタッグにより生まれたブランド「カリモク60」は、ロングセラーアイテムを今に復刻させることでジャパニーズモダンの優れたデザインを私たちに気付かせてくれましたが、本家のカリモクブランドもそれに負けない魅力があります。 先程高い知名度とお伝えしましたが、カリモクは家具ブランドとしては最大手のひとつ。豊富なラインナップはどれも安心して使えるカリモククオリティ。 モダンなものからクラシックなもの、デザイナーズプロダクトやSOHO、果てはディズニーとのコラボレーションアイテムまで、一つのブランドから選ぶことが出来るふり幅の広さは他には無い魅力のひとつです。 その中で昔より引き続き製造されているシリーズ、コロニアル。アーリーアメリカンとも呼ばれ、主に17世紀中ごろ~18世紀頃の植民地時代のアメリカの家具様式を指す言葉です。 西洋アンティーク等と比べると装飾は簡素になりますが、実用性と美しさのバランスが良く日本でも人気のシリーズです。 嬉しいことに今回はテーブルとチェアが一緒に入荷してくれました。まずはラウンドテーブルからご紹介。 直径120はセンチと4人でも対応が出来る豊かなスペースが用意されています。天板にはオバンコールという楽器にも使用される高級材が採用され、中央に向けて淡くなるグラデーションの仕上げと相まってとても良い雰囲気。 中央にはしっかりと荷重を支える太い1本脚があり、綺麗な仕上がりに高度なロクロ挽きの技術を感じる事が出来ます。 脚先は4本に枝分かれしていますが、地面との隙間が見えない様にデザインされているので、より安定感を感じられるようになっています。 個人的には、先端が何かの動物の肉球付近に見えてちょっとチャーミングだと思います。 天板高は69センチと日本人でも使いやすい手ごろな高さ。天板裏に挟まれているコマを外せば66センチで使用する事も可能な造りになっています。 天板の高さが変わる事で、空間の広がりや手を触れる時の姿勢も変わります。 ダイニングテーブルの高さは昨今70センチ超えが多数派ですので、広がりのあるダイニングスペースにしたい方や小柄な方やには嬉しい選択肢です。 そしてチェア。今回はアームチェアが2脚、アームレスが2脚です。 テーブルと同じように各所にはロクロ挽きが凝らされていますが、ムラ無く統一感があるのはさすがのジャパンクオリティ。仕事が丁寧です。 椅子の完成形とも言われるウィンザーチェアをデザインソースとしており、暮らしの中に馴染みやすいフォルムが日本サイズに上手に落とし込まれています。 踏ん張りが効き外側に傾きにくいハの字脚。座った時に肩甲骨を受け止めてくれる背もたれの笠木。座面には当たりが良くなる座繰り(ざぐり)、アームチェアは先端に握りやすい膨らみが誂えてあります。 アームや笠木はすべすべとしたブナ材ですが、座面をはじめ多くのパーツにラバートリー材が採用される事で、重さはアームチェアで6.6kg、アームレスで5.5kg(※メーカー公表値より)。 無垢材のみで仕上げられていながら、取り回しが苦にならない軽さ。他のカリモクプロダクトにも共通する、使う人に寄り添った考え方が実感できるポイントです。 カリモクの製品を見ていると、全てのクラフトマンシップが使う人のためにある事を感じさせてくれます。 熟練の工房が至高の技術を使って作る、他に真似できないようなアーティスティックな家具も世の中には必要ですが、それが使う人を限定してしまうアイテムになってしまうのもまた事実。 多くの人が心地よく暮らす「家具」である前提を忘れず、多くの人が安心して手に取れること。 1974年に発表された今回のアイテムが「食堂テーブル」「食堂椅子」の別名を持っている事からも、その考えが昔から続いている事を知ることが出来ます。 元々はゴムの原料である樹液を採取した後は燃やされていた東南アジアの木、ラバートリー。カリモクは家具材として使用できるよう工夫する事で新しい使いみちを見出しました。 ローズウッドやチークといったビンテージで人気が高い木材は、「育てる」「伐採する」というバランスが維持できなくなり新しく使用する事が難しくなっています。 生長サイクルが短いため、その維持がしやすいラバートリー。そんな未来に優しい木を存分に活かした良質なアイテムたちです。 自分だけの事ではない。そんな懐の広さを感じさせてくれるダイニングアイテム。使い心地も良くその点でのもちろんオススメです。 晴れの日は何気なくくつろいで、今日みたいな冴えない日は突っ伏したりグダグダな姿勢も支えてくれる。そんな日々の隠れた名脇役はいかがでしょうか。

Karimoku Colonial Round Table

Karimoku Colonial Arm Chair A

Karimoku Colonial Arm Chair B

Karimoku Colonial Dinning Chair A

Karimoku Colonial Dinning Chair B

カリモク karimoku コロニアル 食堂テーブル&食堂椅子 ~アンニュイな日でも~

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