Cassina
519 PETALO
本日は、フランスの巨匠シャルロット・ペリアンがパリ郊外の都市アントニーにある大学の共有部に設置する為に1951年にデザインした名作" カッシーナ / Cassina "『 519 ペタロ PETALO ローテーブル 』のご紹介♪
色と形の影響力


カッシーナ( Cassina )は17世紀イタリアに誕生し、家具業界における数少ないリーディングブランドとして世界的にも認知度が高く、その製品の多くがMoMAのパーマネントコレクションに選定されています。
デザインを手掛けたのは、ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレとの協働し、20世紀デザインの最高傑作の一つとして知られる同社の家具コレクション「LCシリーズ」でも知られるシャルロット・ぺリアンです。同氏は1927年にル・コルビュジェのアトリエに入り、そのインテリアデザインのセンスを高く評価されたフランス人女性デザイナー。名作「オンブルチェア(ぺリアンチェア)」でも有名です。


巨匠ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレとの共同作業等、数多くの名品を残した事で有名ですが、実はル・コルビュジエのアトリエで同僚だった坂倉準三や柳宗理の推薦によって、商工省の「輸出工芸指導顧問」として1940年に初来日以降、日本のデザイン界に多大な影響を与えた事でも知られています。
当時、柳宗理とともに日本全国をまわり、海外向けの工芸品の改良と指導を行ってきました。また滞在中に日本特有の「民藝」の理念に触れ、地方に根付く伝統的な意匠や素材、技術を、現代人の感覚と結びつける試みをしました。
度々日本を訪れ、日本を愛し、また多くの日本人に愛されたシャルロット・ペリアン。後の日本に与えた影響は勿論、彼女が遠方の国・日本で培ったものは、その後の母国フランスに於ける建築及び家具デザインにもあらわれています。


「入れ子(=ネスト)」という意味を持つネストテーブルは、大きなテーブルの下に一回り小さなテーブルを、そしてまたその下に更に小さなテーブルが納まるサイズ違いのテーブルから成るもの。シンプルなコの字形、円形テーブル等、形状は様々で、北欧のビンテージ家具から鎌倉彫の様に彫刻がされたもの等、世界各国様々なデザインが存在します。
同作はレッド、グレー、イエロー、グリーン、ブルーの天板で構成され、鮮やかなカラーコントラストが際立つ唯一無二のデザイン。ペタロは" 花びら "を意味し、円を描くよう螺旋状に設置した様は、空間の主役的アイテムとして彩りを与えてくれます。
形の基本形の中で最も人の注意を引く三角形の構造で構成され、フォルム自体にもリズムがあります。天板は三角形にやや丸みを加え、モチーフとなる植物のシルエットを演出。壁・床・天井の直線構造に対して、印象を和らげてくれます。


ブラック塗装が施された金属レッグは、天板側面からラインを繋げた珍しい構造です。ヘアピンレッグのフォルムを組み合わせ、レッグの途中には補強フレームを装備。有機的な天板に対して、建築的な要素を融合させる事で全体の印象が甘くなり過ぎず、メリハリの効いた構成を完成させています。
来客時の補助テーブルとして。また少しずらして設置し空間に変化を加えたり。別の部屋に持ち出したり。シーンに合わせた様々な使い方が可能です。サイズは従来のネストテーブルと比較してもかなり大型の為、現代アート作品の様な周りの空間に影響を与えるインパクトがあり、ホームユースは勿論、ショップ等のディスプレイとしても、広々とした空間を生かしたコーディネートが可能です。

惜しまれつつ廃番となった今日でもコレクターの根強い人気を集めるシャルロット・ペリアンの希少なデザイン。カラフルな配色とリズムのある形状は、イタリアモダンは勿論、ミッドセンチュリー、スペースエイジ他、生活感を軽減させたアート要素の高い空間演出を可能にしてくれます。インプション初入荷のレアアイテムとなりますので、是非この機会お見逃しなく!ご注文はお早めに♪











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