Cassina
302 ARGYLE CHAIR
イタリアを代表する高級モダンファニチャーを扱うカッシーナより、現在は販売されていない302 ARGYLE CHAIRとなります。デザインはスコットランド出身のチャールズ・レニー・マッキントッシュ。
このマッキントッシュのデザインには興味深い経緯があり、それを紐解いていくと椅子への興味や見え方が変わり、アーガイルチェアの使い方も変わってくるという不思議な魅力を持ったデザイナーズチェアです。
正に椅子に歴史ありです。
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当時気鋭の建築家であったマッキントッシュ氏により、1898年にデザインされたと言われており、120年たった現在でも非常にデザインの評価が高く、皆の憧れとなるチェアです。
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スコットランドのグラスゴーにあった、アーガイル・ストリート・ティールームの内装依頼によりデザインされたと言われております。それ程当時のティールームは、日本で言うところのカフェのような出店に勢いがあったんだと推察します。流石、紅茶の国ですね。
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アーガイルチェアは、マッキントッシュが作った最初のハイバックチェアと云われ、この流れはヒルハウスチェアやウィローチェアにも採用されています。
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その機能性や趣向に興味が沸いてきます。アーガイルのこの高いバックレストの先端には楕円形の装飾が施され、ティールームの来たお客さんを楽しませるだけの装飾ではなく、パーソナル空間を維持する為の目隠しを兼ねたユニークなデザイン。
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136cmもあるハイバックはインパクトとして絶大な存在感を示し、後にマッキントッシュの代表作としてのアイコンとなりました。
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近年までカッシーナより復刻販売があった様ですが、現在は販売されていないようです。302アーガイルチェアは個体数が非常に少ないチェアですので、数少ないチャンスとなります。
垂直に伸びた長いバックレストと笠木が、空間の差別化が可能となり目にすると迫力とデザインに惹きつけられる魅力的なデザイナーズチェア。ブラックの木目が見える凝ったペイントに真紅のファブリックシートが大変印象的なチェアです。
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