Cassina ixc.
PADDY open shelf
デザインのきっかけは時に面白く、生き物の身体の構造にヒントを得たものだったり、デザイナーが過去に触れた景色にあったりする。
思わない場所にきっかけがあると知る度、私たちはデザイナーの能力に驚かされるわけですが、何万何億年もかけ進化した故の形状というのはやはり、限りなく完璧に近いのかもしれません。
見た目の美しさではなく、必要に応じて完成された形状。
本日紹介させて頂くのは、そんな形状からヒントを得て完成された逸品です。
モダンの奥に光る、懐かしき田園風景
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本日ご紹介させて頂くのはモダンインテリアを代表する家具ブランド“カッシーナ・イクスシー Cassina IXC.”「パディ PADDY」のシェルフ。
一見何の変哲もない2×2のオープンシェルフに映るかもしれません。
しかし、実際に使うことで、触れることでわかるカッシーナならではの奥深さがあります。
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PADDYは英語で「田んぼ」、「水田」の意。
田の字を描くように仕切られた正方形が連なったシンプルな構造を持っています。
整理されたかのように美しく並ぶ田園風景から着想したのでしょうか。
田んぼもまた、デザインされた形では無く、水はけなどの環境に応じ生まれた造形美。
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自然から着想した造形は、実はもう一ヶ所にも。
それは見えない部分、使用されている素材「アルミハニカムパネル」の内部にあります。
ハニカムとは正六角形または正六角柱を隙間なく並べた構造。
英語で「ミツバチの櫛」という意味があります。
その名の通り無駄な隙間を作らない六角柱を積層し、伸縮やねじれにも強い構造を叶えたのがアルミハニカムパネル。
規律よく並べられたハチの巣の構造には理由があり、それが見えない技術として活かされています。
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六角柱を隙間なく並べることでその見た目からは想像もできない軽量さと圧倒的な強度を持ち合わせたこちらのシェルフ。
理想的な力学構造を持つアルミハニカムパネルは、薄く軽量ですが25mm厚の合板と同等レベルの強度を持つとも言われています。
剛性や強度、量産性に優れている点から、航空機の床、鉄道車両、建材等にも多用されているそう。
永く愛用できるシンプルなデザインと強度はあまりにも魅力的です。
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永く愛用できるポイントは表面加工にも。
酸素と結びつきやすくダメージが付きやすいアルミニウムの耐食性・耐摩耗性を向上させる「アルマイト加工」が施されています。
素材特有の課題をクリアし、更に傷がつきにくい為、日常生活で安心してお使い頂けます。
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アルミニウム素材の特徴でもあるシャープな表情と直線を持ちながらも、空間に突出しないPADDY。
タフな構造故、重量のあるAV機器等も設置可能です。
永くお使い頂く事でデザインされたシンプルを体感していただけます。
いつものスペースをひとつ上のモダンな空間に変えてくれる、特別な逸品のご紹介でした。
自由が丘店にて展示しておりますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さいませ。