Cassina ixc.
713 Glass Low Table
家具において主要な素材、木材や金属、そしてガラス。
透明でありながら光沢を放つその素材はモダンデザインのアイテムに非常に用いられ、組み合わせる素材の魅力をそのまま伝えたり、高い透過性は圧迫感を感じず、スタイリッシュな印象を与えます。
そんなガラスという素材にデザイナーが手掛けた魅力的な造形の物を組み合わせるとどうなるのか?間違いなくカッコいい物が出来上がるはずです。
宇宙?原子?橋?着想はどこから?

1927年にイタリアで創業した高級イタリアモダン家具ブランド" カッシーナ / Cassina "。コルビジェやシャルロット・ぺリアンなどといった有名デザイナーと手を組み、様々な名作を輩出してきたモダンファニチャーを語る上で外せない名ブランドです。
1980年には、日本における販売総代理店として" カッシーナイクスシー / Cassina ixc. "が設立。イクスシー独自の商品が展開されており、日本の住環境に適したアイテムが多くラインアップされています。

そんな同社から販売されていた「 713 」ローテーブル。
デザインを手掛けたのはアメリカ生まれの工業デザイナー" テオドール・ワッデル / Theodore Waddell "。彼が1974年に発表したこのアイテムはダイニングテーブルタイプの714と共に代表作となり、現在でも高い人気を誇ります。

このアイテムの特徴は何と言ってもこのベース部。
テンセグリティという力学モデルを用いており、ピンと張ったワイヤーによってスチールパイプ同士が押す力と引く力のつりあいで成り立った構造体。両者がぶつかり合うこと無く宙に浮き上がっているかの様な、不思議な視覚効果をもたらします。

そのベース部の美しさを損なわないように天板はガラス仕様に。
横から見る印象と上から見る印象が異なり、様々な角度から違った表情を見せてくれるユニークさ。天板の形状をラウンドにする事で複数の直線が交差するベース部との対比が生まれ、互いの特徴を引き立て合いメリハリが効いたデザインに纏まっています。

Φ100cmの大きさでありながら、ガラス天板と宙に浮いたような軽やかさを持つベースの組み合わせはお部屋に圧迫感を与えない、スッキリとした佇まい。
モダンテイストやスペースエイジの空間と非常に相性が良く、スタイリッシュに存在感を放ってくれます。

惜しまれつつも現在では廃番となってしまった名作アイテム。
ガラスの透過性を利用し、無駄を削ぎ落としたモダンデザインと独自の個性を両立した、唯一無二のローテーブルです。































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