Cassina IXC.
AIR FRAME 3004
寒い。うそでしょ、つい昨日まで春爛漫だったのに...。
もう少し穏やかに変化してほしいなぁ。
もっとじっくりと堪能したいです。
本日ご紹介するのはモダンファニチャーブランドとしてトップを走るCassina IXC.の人気アイテム。
デヴィッド・チッパーフィールドがデザインを手掛けたエアフレームシリーズよりダイニングテーブルになります。
じっくりと見ていくほどに良さが伝わってくる一品です。
シンプルさの美学
チッパーフィールドがixc.のためにデザインしたエアーフレームは、アルミハニカムパネルを採用したシリーズ。
『ハニカム』とはその名前の通り蜂の巣状に六角柱が集積されたもので、伸縮やねじれ、斜めからの力にも強く高い強度を誇る構造です。
そんな素材を使用した天板は、なんと厚さ約1.5センチ。うっす~~~。
薄く軽いうえに丈夫なこの板は、家具としての機能性と他のインテリアに干渉しないシンプルなデザインを体現しております。
今回は幅160×奥行90cmの広々とした天板に乳白色のガラス天板を加えた仕様。
こちらのモデルは現在のカタログにない為、以前販売されていた物か若しくはオプションでオーダーした物かと思われます。
ガラス天板は取り外しが可能ですので、外して使えば通常のアルミ天板のエアーフレームテーブルとして使用可能です。
エアーフレームというだけあり、幅160cmあると思えない程軽いです...。
ガラス天板を外してしまえば、物理的に難しいですけれど余裕でお姫様抱っこできちゃうくらいには軽い。
手に入れた方には一度体感していただきたいですね。
落ち着きのあるマットな質感のシルバーカラーは洗練された空間を作り出し、ダイニングテーブルとしてはもちろんのこと、オフィスのミーティングでの使用など、あらゆるシーンで活躍してくれます。
主張が強くないので木製の家具や植物が多めの空間でも合わせ方によって美しくコーディネート可能です。
近代建築の巨匠ミースファンデルローエが提唱した『Less is more』(少ないほうが豊かである)を感じさせる、引き算の美学。
シンプルさの中に魅力が詰まった滋味の効いた逸品です。