CASTELLI DSC 106

1965年にイタリアのデザイナー、ジャンカルロ・ピレッティにより発表された公共用椅子CASTELLI DSC106、通称「カステリチェア」。 一切無駄のない、デザイン性と機能性に優れたこちらの名作チェアは、発表から半世紀以上経った今でも世界中で愛され続けています。

重ねられて半世紀

>>この商品の詳細を確認する 1982年には岡村製作所がイタリアのCastelli社と技術提携を行い日本国内でも生産を開始、劇場や空港などの公共施設の公共空間で導入されました。 グッドデザイン賞も受賞しており、日本でも人気を集めています。 クッション内部のシートに用いられたのはプライウッド。 薄い一枚板をいくつも重ねて作られる成型合板は、より頑丈で加工しやすく安価で大量生産可能な事から公共施設家具にはぴったりの一脚でした。 スタッキング時も美しく、すっきりとした印象。 公共の場で長期間使用されることを想定して作られた、機能的で画期的なデザインです。 高い技術で加工したプライウッドを金属フレームでクランプすることで、金属の釘やネジを木材に打ち込まずにフレームとシートを固定した独自の構造。 これによりネジ緩み等のトラブルが少なく優れた耐久性を維持し、長い期間でも安心してお使いいただけます。 鈍く光るアルミ製のフレームは傷がついてもそれはそれで味わい深く、これからもラフにガンガン使っていきたいビンテージアイテムです。 いかがだったでしょうか。 「デザインはファションではない。単に目を引くもの、外見だけのものではなく、使ってみてはっきり機能がわかるものがデザインの使命である」というジャンカルロ・ピレッティの信念が感じられる名プロダクトをご紹介させて頂きました。